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HOME > Next100山 > n100九州の山 > N100洲藻白岳

 対馬の名峰、洲藻白岳を訪ねました。山頂にある2つの岩峰の下にある祠迄は、黄色いテープの標識や、急斜面にはロープが張られていて登りやすい道です。
 が、山頂直下の祠を過ぎて、西側岩峰の山頂への最後の登りは、鎖などのホールドが無く、岩を手で掴みながらの登りとなります。特に山頂への最後の登りは、岩を攀じ登る必要がありました。たどり着いた山頂からの眺めは素晴らしく、青い海と緑の岬や島、複雑な海岸線の景色は見飽きる事がありません。名山の名に相応しい、洲藻白岳でした。


登山口12:10→白岳神社鳥居12:47~55→山頂下の祠13:25→洲藻山頂13:32~35→山頂下野祠13:42→白岳神社の鳥居14:14~20→登山口14:50

福岡乗り継ぎで対馬へ

 羽田を7時25分発で福岡へ飛び、乗継便で対馬へと向かいます。福岡から対馬への飛行機はプロペラ機で、プロペラの飛行機に乗るのは、屋久島へ行って以来となります。フライト時間が短い事もあり、席は左側の窓側を確保。空から、洲藻白岳のある下島の山並みを眺める事が出来ました。
 空港近くでレンタカーを借り、登山口へと向かいます。走り出してすぐ、道端に弁当屋があるのを発見。店おススメの、唐揚弁当を購入しました。対馬はコンビニが少なく(厳原市内のみ)、念のため東京で御握りを買ってはいたのですが、御弁当があれば云う事はありません。
 第2登山口から先の林道は細い道になりますが、思った程の悪路では無く、順調に登山口に辿り着くことが出来ました。

プロペラ機で対馬へ向かいます。

対馬空港に到着。

第二駐車場からの洲藻白岳。

登山口への林道。

洲藻城岳の登山口。

腹ごしらえをしてから、いざ白岳へ

 登山口の駐車場は、5~6台の車が停められる広さが有ります。金曜日だったせいか2台しか停まっておらず、余裕で停める事が出来ました。広場には、山頂風景が印刷された大きな看板が立って、先ずはこの看板を眺めながら、唐揚げ弁当の御昼。美味しく頂きました。
 登山道は、沢沿いの幅広い道で始まります。沢を渡り返し、苔生した石の道になると斜度が増してきました。大岩の岩屋を回り込みひとの登りした処で、石の鳥居が現れました。白岳を捲いて、上見坂へ向かう道との分岐点です。歩きだして約40分、此処で一本立てる事にします。

登山口にある案内板。

まずは唐揚げ弁当で腹ごしらえです。

白岳への登山口。

最初は沢沿いの道を進みます。

苔生した石の登山道。

大岩の脇を登ります。

白岳神社の鳥居。

鳥居を右折し、山頂への道へ。

ロープも現れました。

登山道脇の社。

急登で岩峰の鞍部へ

 鳥居から先は、アカガシ原生林の急坂になります。ロープが設けられていましたが、使わずに登れる斜度でした。登山道脇に小さな赤い社が現れると、道は再び急坂になります。此処には太いロープが張られていましたが、此処もロープを頼らずに高度を上げます。(太いロープは掴み難い) この辺りまで、登るルートには黄色いテープ等が有り、登る場所は比較的判りやすい道でした。

再びロープの急斜面。

小さな広場に出ました。

再び急斜面を登り、大岩の鞍部へ。

大岩の鞍部に建つ祠。

鞍部から、西側の大岩へと登ります。

ザックを下して空身で山頂へ

 山頂部の二つの岩峰の鞍部を越えると、其処にも石の祠が祀られていました。山頂部は西岩峰の雄岩と、東岩峰の雌岩よりなっていますが、登山ルートが設けられているのは西岩峰の雄岩です。ただ鎖やホールドの類は設置されておらず、手で岩を掴みながら登る事になります。樹林帯を抜けると、凄い高度感。山頂の少し下で念の為にザックを下し、空身で山頂に登る事にします。山頂すぐ下の登山ルートの脇に植物が生えていますが、その先は絶壁。注意深く進みます。

西側の大岩を見上げる。

振返ると東側の大岩が。

岩斜面を登ります。

樹林帯を抜けると、凄い高度感。

岩を回り込みます。

見た事のない絶景

最後の2~3mの登り、不安定な足場を確かめながら、岩を掴んで体を持ち上げると、洲藻白岳の山頂に到着しました。三角点代わりの印の向こうには東岩峰の雌岩。左を見ると浅茅湾から対馬海峡。右を見ると眼下に対馬空港を見下ろすことが出来ました。絶景の山頂なのですが、平坦な場所はありません。憩うには少々怖い場所で、写真を撮って景色を眺めた後は、祠のある安全な処まで降りて一休み。山頂の岩峰を見上げながら、白岳に登れたことを実感した白岳です。

最後に2~3mの岩をよじ登り山頂へ。

山頂より浅茅湾。

対馬空港も眼下に見えます。

安全な処まで降りて来ました。

登山口に到着。お疲れさまでした。