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HOME > 山寄③アートな旅

Artな旅・豊かな時間を求めて

山旅を重ねていると、折角遠くまで出かけても天気に恵まれなかったり、或いは早く下山出来て時間に余裕が出来たりする事があります。そんな時には、城跡や古い屋並みの残る街を訪ねたりする事が多いのですが、時には美術館などを訪ねることもあります。また最近開催される企画展には興味深いものもあり、仕事帰りに美術展を訪ねる機会も出来ました。そんなArtな時間の記録です。

北斎館  2020年7月3日
 仙仁温泉へ向かう途中、チェックイン迄の時間調整で小布施にある「北斎館」を再訪した。此処は20年近く前に訪ねたことがあり、今回が二度目の訪問である。北斎は84才から89才までの間に、4回も小布施を訪ねている。この頃の絵は、浮世絵ではなく肉質画が中心になっていて、最晩年の傑作を幾つも生み出している。北斎館に展示されている屋台の天井絵もその一つで、有名な「神奈川沖波裏」で描かれた波模様を彷彿させる「男浪・女浪」は見事なものだった。

  小布施の屋台天井に描かれた波模様。

浄感寺・長八記念館  2019年1月27日
 桜田温泉で湯浴みをした翌日、西伊豆の松崎にある浄感寺・長八記念館を訪ねた。入江長八は江戸末期の左官の名工で、漆喰と鏝で絵を描き、彫塑して彩色するという独自の方法で、幾つもの作品を残した。江戸で学んだ絵と彫刻の技術と職人の技とが融合した作品は見事で、寺に所蔵されている「雲龍」や「飛天の像」は見事なもので、他にも欄間を飾る作品など漆喰を使った作品を多数みる事が出来た。

  欄間に残された長八の作品。

藤田嗣治展  2018年9月28日
 金曜日の夜、上野の東京都美術館で開催中の「藤田嗣治展」を訪ねました。没後60年という事で、国内外から多くの作品が集められ、藤田の生涯の軌跡を追いながら展示されていました。藤田嗣治というとエコールドパリの時代に活躍した画家です。西洋画で唯一、世界水準で評価された日本人として、エコールドパリの時代の乳白色の裸婦像や、緻密な写実で圧倒される「アッツ島玉砕」等の絵が一般に知られていますが、今回の企画展では、中南米の時代の作品や、晩年の宗教をチーフ-フにした絵など、初めて知った絵も多く、今まで知らなかった藤田嗣治の一面を知ることが出来ました。

  藤田嗣治展出口に設置された看板。

大地の芸術祭2018 妻有トリエンナーレ 2

2018年9月16日

 9月の三連休は白山周辺の山旅を計画していましたが、日本海側の天気が良くありません。先週購入した「大地の芸術祭のパスポート」を利用して、見たかったけれど先週訪ねきれなかった作品を訪ねることにしました。今回は、西枯木又地域も訪ねる事にします。この地域は、1981年に母校のクラブ活動で後輩達がフィールドワークを行った地域で、自身85年に訪ねた地域でもありました。今回訪ねてみると枯木又には交流施設が作られ、里山と都会の人を繋げる場になっていて、廃校となった西枯木又小学校は、芸術祭の会場にもなっています。30年以上前には展望が開けなかった地域が、見事に再生している姿には、胸に迫るものがありました。

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①LIKE SWIMMING ②ポチョムキン ③絆 ④川の向こう船を呼ぶ声 ⑤⑥西枯木又分校 ⑦グリーンヴィラ ⑧城主の座 ⑨6つの徳の物語

大地の芸術祭2018 妻有トリエンナーレ

2018年9月8日

 以前から訪ねてみたいと思っていた「大地の芸術祭・妻有トリエンナーレ」を、漸く見ることが出来ました。そこに暮らす人と自然、そして文明との係わりを、現代美術の視点から表現した作品が里山の中に点在するユニークな芸術祭で、三年に一回開催されています。日曜美術館の放送で興味深い作品が紹介されていたこともあり、現地を訪ねる事にしました。トリエンナーレは今回が7回目で、遠くから沢山の人が訪ねてきていて、立派な町おこしになっています。十日町は40年近く前に、過疎の現実を見に訪ねた場所でもありますが、現代美術で町おこしとは考えつきませんでした。

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①沢山の失われた窓のために。 ②カラカラクルクル ③スネークパス ④越後里山現代美術館「キナーレ」⑤カラダノナカ・キモチノオク
⑥絵本と木の実の美術館 ⑦Welcome ⑧サイフォン導水モニュメント ⑨清津狭トンネル

石川雲蝶 作品群  2018年9月2日
 2018年のカタクリ会山行で計画した苗場山が、天候に恵まれず中止に。どうしたものかと思っていたら、南魚沼一帯に残されている石川雲蝶の作品群を見に行かないかと声がかかります。金曜日の夜に石打丸山まで入り宿泊。翌日は、朝から瑞祥寺仁王像、龍谷寺の欄間群、穴地十二大明神、西福寺開山堂を巡り、午後には永林寺の天女を訪ねた後、鈴木牧之記念館まで足を伸ばしました。中でも白眉は西福寺開山堂の天井彫刻で、色鮮やかな竜虎の彫り物は見飽きることが無く、正に「日本のミケランジェロ」とも称される雲蝶の面目躍如の作品でした。

  南魚沼市の龍谷寺の欄間を飾る作品。

大原美術館  ○2017年3月3日
倉敷市にある大原美術館は、日本でも特に古い私立の西洋美術館のひとつで、エルグレコの名品「受胎告知」をはじめ、バルビゾン派・印象派から現代にいたる西洋美術の代表作が揃ってます。セザンヌの「水浴」、モネの「積みわら」「水蓮」、ルノワール「泉による女」等、教科書にも出てくる絵が並んでいる様は圧巻でした。学生の頃一度訪ねているが、今回再訪して改めて美術館の凄さを認識した大原美術館です。

  倉敷市にある、日本で最も古い私立の西洋美術館。

青森県立美術館  2015年1月25日
 青森県の豊かな風土や、隣接する縄文時代の代表的な遺跡「三内丸山」に秘められた縄文のエネルギーを芸術創造の源泉として捉えて設立されたのが、青森県立美術館です。収蔵品の代表作には、棟方志功の絵や版画、奈良美智の絵や彫刻がありました。その中で印象的だったのが奈良美智の「あおもり犬」。屋外トレンチに設置された高さ8.5mの像は、作者独特の曲線美がありました。

  屋外に設置された奈良美智作「あおもり犬」。

霧島アートの森  2015年1月25日
 南九州の4座に登り、温泉を楽しんだ旅の最終日、鹿児島の霧島高原にある「霧島アートの森」を訪ねました。国内外の造形作家の句品が、屋内・屋外の展示スペースに設置されていましたが、印象的だったのが入り口脇に設置されていた草間彌生作「シャングリラの華」。霧島アートの森で「水玉模様」と御対面です。

草間弥生作「シャングリラの華」

オルセー美術館展(新国立美術館)  2014年10月17日
 会社帰りに、新国立美術館のオルセー展に立ち寄りました。パリのオルセーから84点の絵画が来日、マネの笛吹く少年を題材にしたキャッチ「世界一有名な少年来日」は、12年開催のマウリッツハイス展のコピーの様にも感じましたが、来日した作品群はなかなかのもので、ミレーの晩鐘を始めとした数々の絵と再会。オルセーの前身だった、ジュドゥポーム以来の絵もあり、短いながら豊かなひと時となりました。

  オルセー美術館展入口。

ひろしま美術館  2014年5月24日
 三倉山・恐羅漢山・弥山など、広島の山を訪ねた際に空いた時間で訪ねたのが、ひろしま美術館です。ここの目玉は西洋絵画で、マネやセザンヌ、そしてゴッホの「ド-ビニの庭」等の作品が常設提示されていました。特別展より常設展の絵の方が見応えがあり、今度はゆっくり来たい美術館です。

広島城の近くにある、ひろしま美術館。

光の賛歌・印象派展  2014年3月12日
 パリ・セーヌ・ノルマンディーの水辺を、印象派の絵で辿る企画展が開催されました。企画展は、東京、福岡、京都と巡回しましたが、丁度出張で京都を訪ねた際、午後に訪ねる予定の設計事務所の訪問時間までの空いた時間に、訪問する事が出来ました。マネやシスレー、ピサやモネ等の作品が展示されていて、もう少し時間が欲しかった展覧会です。

印象派展・京都会場。

モネ展(国立西洋美術館)  2014年1月17日
 2014年初めての美術展は、モネの企画展になりました。上野の西洋美術館所蔵の作品を中心に、ポーラ美術館が所蔵している作品も集めて、「風景を見る眼」という企画で構成されています。常設展で見た絵も、再構成されて解説されると、なかなか面白く感じます。結構な賑わいで、「それにしても日本人はモネが好きなんだなあ」と、改めて思った日になりました。

国立西洋美術館で開催されたモネ展。

熊本県立美術館  2013年6月2日
 ミヤマキリシマを見に、久住の星生山に登った翌日は雨。山行を変更して、草千里や阿蘇湧水群を訪ね、昼に田楽料理を楽しんでから早目に熊本市内へ。熊本県立美術館を訪ねました。この美術館、日本の現代美術や西洋絵画もあるのですが、素晴らしいのは美術館に寄託している細川コレクション。時間をゆっくりとって見たかったなあ。

熊本県立美術館本館入口。

佐久市近代美術館  2013年5月25日
 漸く平山郁夫の「仏教伝来」に対面できました。昨年「烏帽子岳」山行の帰りに立ち寄った時には、出張中で展示されておらず対面出来なかった「仏教伝来」。そういえば前回は山の天気にも恵まれなかった。今回の茂来山は展望にも恵まれ、絵にも対面出来た。ここでツキを使い果たしてなければ良いのですが...。

平山郁夫作「仏教伝来」。

佐久市近代美術館  2000年0月0日
 湯ノ丸高原にある烏帽子岳に登った帰り、温泉で汗を流してから平山郁夫の「仏教伝来」を見に、佐久市立近代技術館を訪ねまし。が、展示室にお目当ての絵が掛けせれていない。聞くと展示している収蔵品を、定期的に入れ替えていると云います。作品の保存や管理の為にはやむお得ないとは思うのですが、この美術館の代表作が掛かっていない展示室は、なにか寂しく感じました。

佐久市の近代美術館入口。

マウリッツハイス美術館展(東京都美術館) 2012年7月6日
 「世界一有名な少女が来日します」がキャッチコピーだった、東京都美術館のマウリッツハイス展に、会社帰りに立ち寄りました。北方のモナリザとの対面は30分待ち。近くのスペースからじっと見ていると、なにか涙が出てきそうで、やはり本物はすごい。閉館の8時になっても、立ち去り難い観覧者が多かったのもうなずけました。もう国内で見る事は出来ないのかなあ。

マウリッツハイス美術館展の入口。

長野県信濃美術館 東山魁夷館  2012年6月23日
 焼額山でカタクリ会の夏季キャンプの下見をした帰り、長野市内の善光寺近くにある「長野県信濃美術館・東山魁夷」館を訪ねました。この美術館は今回が3回目ですが、東山魁夷の絵を眺めると、何時見ても心が落ち着く感じがします。緑の森に佇む白い馬が印象的な「緑響く」など、忘れられない絵と再会する事が出来ました。

東山魁夷館の入口。

ゴヤ展(国立西洋美術館)  2012年6月23日
 会社の帰りに「ゴヤ展」に寄って来ました。最終日が近いせいか結構人が多く、マハの周りは人だかりが出来ていました。仕方ないと思いますが、マドリッドのプラド美術館から来ている点数は思った程でなく、かつてヨーロッパに長期滞在した時、余りよく見て来なかった事が悔まれます。

国立西洋美術館で開催されたゴヤ展。

それ以前に訪ねた美術館

損保ジヤパン東郷青児美術館、川上澄江美術館、ハーモ美術館、北澤美術館、山梨県立美術館、上原美術館、大川美術館、国立近代美術館、宇都宮美術館、出光美術館、新宿美術館、十和田市現代美術館、札幌近代美術館、三井美術館、ポーラ美術館、オペラシティー美術館、国立西洋美術館、ブリジストン美術館、京都市立美術館、名古屋市立美術館、松岡美術館、平櫛田中美術館、安曇野ちひろ美術館

それ以前に訪ねた企画展

ゴッホ展(新国立美術館)、ルノワール展(新国立美術館)、ドガ展(横浜美術館)、平山郁夫展(国立博物館)