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銀婚湯

 八雲町の海岸から約15分ほど内陸に入ったところにある一軒宿の温泉。初回の訪問では天気に恵まれず屋外の貸切露天風呂に入れなかったが、ここの神髄は自然の中にポツンと点在する貸切露天風呂だと思う。2度目の訪問で全ての御湯を回り切った。特に宿から吊り橋を渡り歩いて10分程の処にあるトチニの湯は格別で、源泉2本からそりまま御湯が注がれている。此処に来るために北海道に来ようと思わせる野天湯が魅力の温泉だ。
 食事は鶏すき焼きがメインで、地元の魚の刺身等が丁寧に調理されて出てくる。また食事場所は以前はオープンな空間だったが、2017年に訪ねた時には、テーブル毎の小部屋形式になっていて、落ち着いて頂く事が出来た。

宿泊 2015年9月、2017年5月

泉質
ナトリウム・塩化物-炭酸水素塩泉
湯量等
170ℓ/分、50~90度、自家源泉4本、源泉かけ流し、一部の湯殿で10%加水
浴槽
内湯 3
露天 7 うち5か所は貸切湯

トチニの湯、どんぐりの湯、紅葉の湯、杉の湯、かつらの湯が広大な敷地内に点在。

北海道二海郡八雲町上の湯199   tel:0137-67-3111

本館から庭を抜けてトチニの湯へ

 メインの湯舟は、本館内に設けられた渓流をイメージして作られた大浴場。湯殿が沢山あるせいからか、何時も空いている。(左端写真)
 野天湯のトチニの湯へは、本館から徒歩で約10分。先ず受付で貸切湯の木札を貰い、苔生した庭を抜ける。落部川かにかかる吊り橋を渡って、白樺並木の道を少し歩くと、森の名にトチニの湯が現れる。入り口は簡単な木の扉で、内側から受付でもらった木札を差し込み鍵をかけるのだが、入ろうと思えば木々の間どこからでも入れる。正に野天湯だ。簡単な脱衣所で服を脱いで、源泉が直接注がれている丸太風呂と川沿いに設けられた湯殿に浸かる。鳥の鳴き声や川の音に包まれ、自然と、お湯と一体になった感が素晴らしい。時が経つのを忘れ、何時までも浸かっていたいトチニのお湯でした。

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野天湯巡りを楽しむ

先に紹介した「トチニの湯」の他にも、おとしべ川の吊り橋を渡っ右手の川沿いに「どんぐりの湯」、左手の川沿いに「もみじの湯」。吊り橋の手前に「かつらの湯」、奥手ある小さな小屋の中に「杉の湯」と、全部で5つの貸切風呂があり、何れも趣があって面白い。宿の敷地内に設けられた野天湯巡りをしているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまいます。野天湯は暗くなると終了、今回尋ねた5月頃は、6時頃が利用の目途の様でした。日が落ちてからは、大浴場から直接行ける露天風呂へ行くことになりますが、これも余裕を持った作りで、落ち着けます。
 ↓下の写真は、左から「どんぐりの湯」、「紅葉の湯」、「かつらの湯」、「杉の湯」、「本館露天風呂」

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道道からの入り口

銀婚湯の由来が書かれた看板

夕食のメインは鶏すき焼。他の料理もオーソドックスだが、美味しく頂けた

朝食も美味しいおかずが並び、自然と御飯もお代わりする。