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HOME > Next100山 > n100北海道の山 > N100白雲岳

 北海道の屋根、大雪連山。巨大なその山塊は南北に横たわっている。南大雪の中央にあるのトムラウシ岳とするならば、北大雪の中央に位置しているのが、白雲岳である。北側には黒岳、西側には旭岳、そして南側は忠別岳から五色岳へと伸びる稜線と、頂からの360度の展望は素晴らしい。以前黒岳からトムラウシへ向かって縦走した時は、白雲岳分岐から少し南に下った白雲岳キャンプ指定地に幕営したが、白雲岳の頂は踏んで居ない。今回、東柄の銀泉台より高山植物豊かな登山道を辿り、頂を目指すことにした。


銀泉台登山口6:00→赤岳8:10~20→白雲岳分岐9:10→白雲岳山頂9:30~10:10→白雲岳分岐10:30→赤岳11:20→銀泉台登山口13:10

絶好の好天の中、登山道を出発。

前夜の幕営地である層雲峡から車を回し、砂利道であるものの走りやすい大雪山観光道路で銀泉台に着いた時には5時30分を回っていた。銀泉台の登山口では、林道脇が駐車スペースになっていたが、既に沢山の車が停まっていて、既に大勢の登山者が歩き始めている様だった。身支度を整えて6時頃には出発。樹林帯の中へと歩き始めた。平坦な道がしばらく続くが、尾根筋を回り込んだ辺りから、雪渓が現れ始めた。踏跡がしっかりつけられているので、軽アイゼンを装着する事無く、トラバースして行く。昨年の冬は雪が多かったのか、登山地図では「第一花園」と記されている辺りは、未だ残雪に覆われている様であった。

登山口付近

銀泉台登山口

斜面には雪渓が残る。

雪渓をトラバースする

振り返ると雲海の上に石狩岳が

高度を上げるに従い、花畑を歩く様に

登山道は雪渓と土の斜面を繰り返しながら、次第に高度を上げて行く。登山地図で「第二花園」とある辺りからは、登山道の脇に「チングルマ」の群落が現れ始めた。他にも「エゾコザクラ」や「ヨツバシオガマ」、花の種類がどんどん豊富になって来る。風が強く当たるハイマツも生えない場所には、コマクサの群落が花を付けていた。

雪渓を登る

第二花園下の池

伸びやかな斜面を登る

コマクサの群落

花畑の中を進む

地平線の彼方にはトムラウシ

 赤岳に向かう斜面は、「花を追いかけているうちに、いつの間にか高度を稼いでいる。」といった感じで、予定より随分早く赤岳に到着する。此処は花畑に囲まれた場所で、沢山の登山者が休んでいた。ここでザックを下ろし、一本立てる。
 赤岳から小泉岳への道は、平坦な岩稜地帯が続いていたが、至る所で高山植物の群落が花を付けていて、飽きの来ない道だ。小泉岳分岐辺りまで来た時、地平線の向こうにクラウンの形をしたトムラウシの山頂が見え始めた。いよいよ山の核心部へ入って来た事を感じる。

花畑を振り返る

赤岳

小泉岳へと向かう

花の中を進む

平坦な小泉平付近

大展望の山頂へ

 小泉岳分岐を過ぎると、御椀状のくぼ地「白雲平」の淵を巻きながら、白雲岳への最後の登りに。最後のアプローチは、空へぐっと突き上げる岩の山頂部への登りであるが、此処もチングルマの花畑の中を登る道で、花を踏まない様に気をつけなければならないような登山道だった。
 山頂へ到着すると、ぐるり360度の大パノラマ。伸びやかな斜面に残雪の縞が美しい。「これぞ大雪・北海道の山」といった景色に圧倒された白雲岳の山頂だった。

白雲平から山頂へ

最後の登り

白雲岳山頂

山頂よりの展望

中央のクラウンがトムラウシ