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 杜の都・仙台市の西、秋保温泉の奥にあって蔵王山塊と船形山塊の間にある二口山塊。その盟主が大東岳である。南面がなだらかな饅頭型をした山で、遠くからでも良く判る頂だ。紅葉が見頃の10月に登る計画を立てたものの天候に恵まれず、降雪前では最後の好天となった11月の2週目の週末、漸く登る事が出来た。


二口登山口7:35→立石沢8:20~本小屋2.8km地点8:40~45→五合目9:00→七合目9:25~35→9合目10:00→大東岳10:15~30→七合目11:05~10→五合目11:35→本小屋2.8km地点11:45→立石沢12:00~05→二口登山口12:40

暫くぶりの晴天の休日、紅葉を求めて大東岳へ

 仙台宮城インターから秋保温泉経由で走る事約40分、登山口となっている二口に到着する。登山口付近には駐車スペースがあり、既に3台の車が停まっていた。装備を固めているとマイクロバスが到着し、ツアー登山と思われる一団も降りてきた。久しぶりの好天の週末で、今日は紅葉を求める登山者が山を目指す絶好の山日和なのだろう。
 登山口からは暫く杉の植林帯を進んで行く。10分程歩いた処で沢を徒渡、道は沢沿いに進む様になる。歩き始めて15分、登山道脇に「1合目」と記された立派な石柱が現れた。沢沿いの路が崩れていて道が不明瞭な箇所もあるが、徒渡点には必ず赤テープがあるので、周囲を良く注意して歩けば間違える事は無いだろう。2合目付近からは自然林が多くなり、色付く木々が晩秋の山肌に彩を添えていた。歩き始めて35分、「立石沢」の標柱が立つ広場に出る。休むのには丁度良い場所ではあるが、後から団体の登山グループも登ってくることもあり、先を急ぐ。

冬枯れの始まった斜面を登る。

 3合目を過ぎた辺りから、登山道は右手の主面に取付き、尾根筋への登りになった。この辺りまで登ると葉を落とした木々が多くなり、心なしか風も冷たくなった。今年は10月後半が暖かかった為に油断して、ズボンは厚手のにしたものの、冬用の防寒タイツを持参していない。「本当に寒くなったらカッパを着用するしかないな。」と思いながら登っていくと、「山頂まで2.5km」の標識が現れた。距離的には中間地点を越えた辺りで、此処でザックを降ろして一本立てた。
 標識から先は殆どの木々が葉を落としていて、冬の山景色となる。登山口から90分程で5合目を通過、此処からは尾根筋を登る道になった。木々の間からは二口山塊の山々が見える様になり、高度が上がった事を実感する。登山口から約2時間、7合目の標識のある「こぶし平」に到着、漸く目指す大東岳の山頂部分が見える様になった。

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「鼻こすり」の急登をこなして開放的な山頂へ

 一旦鞍部へ下り8合目からは最後の急登となった。ロープの付けられた箇所もあったが、足場はしっかりとしていて、順調に高度を上げた。最後の「鼻こすり」の標識には「山頂まで0.6k」と記されていて、山頂が近い事を知らせてくれる。この標識を過ぎると9合目の石柱が現れ、傾斜も次第に緩やかとなった。
 登山口から歩く事2時間45分、漸く大東岳の山頂に到着する。歩きはじめた頃には雲一つなかった空は、低い雲に覆われてしまったのが残念だ。山頂は展望が利き、左手に山形宮城県境の山並、正面には船形山、南には仙台平野から太平洋を望む事が出来た。青空が無いのが残念ではあったが、変化のある登山道で晩秋の山をしっかり楽しむ事が出来た大東岳であった。

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