桜を追いかけながらの広島の旅。その最終日は天候が回復、朝は快晴となりました。以前に訪ねたものの、小雨交じりだった為にロープウエイで山頂に上がった宮島の弥山。登山道をしっかり歩いて登ろうという事で宮島を再訪。弥山の山頂を目指すことにしました。
厳島神社が世界遺産となり、コロナによる旅行制限も無くなった事も手伝い、宮島は海外からの観光客が目に見えて多くなった感じがします。そして弥山の山頂にある展望台も立替わり、売店や綺麗な水洗トイレまで設けられていました。今回の山旅は、隔世の感を味わった山旅になりました。
宮島桟橋6:45→厳島神社6:55→四宮登山口7:06→紅葉台若分岐8:05→弥山本堂8:20→弥山8:38~9:04→仁王門9:18→白糸の滝入口9:53~10:00→大聖院登山口10:11→厳島神社10:20~30→宮島桟橋10:40
フェリーで宮島へ
広島市内のホテルを朝一番で出発、レンタカーで宮島口には6時少し前に到着しました。以前は平地の駐車場でしたが、今は宮島フェリーターミナルの前に大きな立体駐車場が出来ていました。6時台の駐車場はまだガラガラで、6時30分出航の朝一番のフェリーに乗り込みます。船が宮島に近づくにつれ、厳島神社の大鳥居と、神社の背後に聳える弥山が大きくなってきました。
厳島神社から登山道へ
厳島神社の裏手から、登山口を目指します。尾根道を上る登山道を歩くつもりだったのですが、登山道の入口らしい処に何の標識もありません。標識が無いと思っていたら、尾根道のルートは通行止めになっていました。そこでルートを紅葉谷コースに変更、沢沿いの登山道を登ることにします。
沢沿いの登山道を登る
遊歩道のような道で始まる登山道でしが、次第に大きな岩が現れる様になり、本格的な登山道になります。渓流の音が心地よい道を登り、急な階段が現れる様になると稜線部までもう直ぐです。
山頂からの大展望
稜線でロープウエイ山頂駅からの道と合流すると、程なく求聞持堂の建つ奥宮に到着。御堂脇の階段を上っていくと、道は大きな洞門を潜り山頂に到着しました。山頂にある展望台は立派な建物に建て替わっていて、奇麗なトイレと売店迄設置されていました。厳島神社が世界遺産になったからか、海外からの観光客も多く、これに応える為に整備されたのでしょう。未だロープウエイ運航前の時間で人もまばら。眺めの良い山頂でのんびりとしたひと時を過ごすことが出来ました。
周回コースを通って下山。
下山は周回路を通って下ることにしたのですが、登ってくる登山者に、海外から来た人が多かったことに驚きました。日本人と半々位でしょうか。世界遺産効果と、コロナ明けで海外旅行が出来るようになったことで、海外の人が一気に増えたのでしょう。素晴らしい自然の残る日本の山。「何処も海外からの登山者が増えていくのだろうな。」と思った弥山でした。