4月最後の休みを利用して、佐渡のドンデン山を訪ねました。日本海に浮かぶ花の浮島の名に相応しく、沢山の高山植物が迎えてくれました。4月末のこの時期、山頂部では残雪の溶けた処から花畑が広がります。特に素晴らしかったのがアオネバ渓谷。沢沿いの登山道は花の絨毯。次回は宿をとって、ゆっくり花を楽しみたいと思ったドンデン山です。
ドンデン山荘10:06→ドンデン山10:14~15→尻立山10:28~30→椿越峠10:45→金北縦走路分岐11:18~23→ドンデン山荘11:39
ジェットホイールで佐渡に渡る
ドンデン山へは、両津港8時30分発のドンデンライナーバスを利用して、ドンデン山荘からアオネバ登山口へと降りるのが良いのですが、これには新潟港6時のフェリーに乗船する必要があります。東京発では少々厳しく、結局7時55分新潟港発の高速船で佐渡へと渡り、レンタカーでドンデン山荘まで上がる事にしました。
花の山・ドンデン山
ドンデン山荘からの登山道は、いきなり残雪の道で始まります。軽アイゼンを持参しましたが、付けなくても大丈夫でした。ドンデン山の三角点があるタダラ峰の辺りから、登山道脇にカタクリの花が現れます。そして展望の良い尻立山の周辺は、カタクリの他に、エツゴキジムロ、アマナ、オオスミソウなども丁度見頃でした。
アオネバ渓谷の花畑
周回コースを歩いたのち、山荘から車でアオネバ登山口まで降り、空身で花の咲く登山道を少し歩きます。オオイワカガミ、スミレサイシン、タテヤマリンドウ、シラネアオイ等が咲いていて、気持ちの良い道が続きます。花の絨毯の中を進む登山道、次回はアオネバ登山口から、金北への縦走路を歩いてみたいものです。
加茂湖からの眺望
下山後は新湯温泉(500円)で汗を流してから、加茂湖周辺を散策します。湖畔の桜を愛でながら、金北山からドンデン山への山並みをのんびり眺めるのも良いものです。駆け足での山旅を終え、16時のフェリーで佐渡を後にしました。