秋晴れの休日、広島の比婆山を訪ねました。比婆山は古事記でイザナミの命が葬られたとの伝承が残る信仰の山で、古くから登拝されてきた山でもあります。その由来により山は「御陵」とも呼ばれ、頂上には陵墓がありました。周囲に広がるブナの純林、国生みの神話伝承の世界を感じる御陵、中国地方の山々を一望できる池の段。里山の魅力満載の比婆山は、さながら里山の王様といった趣の山でした。

県民の森公園センター7:16→烏帽子山8:48~52→比婆山9:15→御陵9:17~26→越原越9:46~53→池の段10:17→立烏帽子山10:35→池の段10:59~11:10→越原越11:25→県民の森公園センター12:16
広島県民の森から歩き始める
登山口は「広島県民の森公園」として整備された六ノ原にあります。様々な登山ルートがありますが、地形図の「比婆山ブナ純林」との表記の真ん中を登って行く直登ルートをで登る事にします。歩き始めは杉林でしたが、少し上ると明るいブナ林の中に入りました。傾斜も緩やかで、気分よく歩ける道が続きます。
比婆山には幾つさかのピークがありますが、先ずは北側にある烏帽子岳へ上がり、ここから南下して御陵・比婆山を目指します。低木に囲まれた、分岐点の様な処が烏帽子岳の山頂でした。
イザナミの命の御料・比婆山
比婆山は鏡餅の様な地形で、御陵のある山頂一帯はなだらかな地形です。烏帽子岳からなだらかな道を歩き進むと「御陵」の標識が立っていて、その少し先に比婆山山頂の標識が立っていました。標識の裏手に小さな祠があり、奥の一帯が神域なのでしょう。一帯が鎖で囲まれていました。祠に向かい、そっと手を合わせます。
池の段から御稜を眺める。
御陵を参拝してからは、池の段を経由して比婆山系の最高峰である立烏帽子岳へとむかいます。樹林帯を抜け、こんもりとしたピークが池の段で、頂上部が芝生の為に御陵や比婆山一帯を眺めるのには良い場所でした。池の段から立烏帽子へと歩き進んだのですが、立烏帽子岳の山頂は狭く木に囲まれ展望も今一つだったので、池の段に戻って大休止に。360度の視界で中国地方の山々を一望しながら、のんびりとしたひと時を過ごしました。

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