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 2012年の紅葉紀行は、北海道は大雪の北鎮岳で始まった。登山ルートの途中にある黒岳は、日本で最初に紅葉が始まる場所で、紅葉は此処から広がり列島を南下していく。訪ねたのは9月初日であったが、既に登山道脇では紅葉が始まっていた。その後は、西穂高、那須、飯盛山等の本州の山々で紅葉を楽しむ山旅を続け、11月下旬の深南部にある十枚山で紅葉の見納めとなった。


2012年9月1日 北鎮岳(北海道)

 層雲峡からロープウエイとリフトで黒岳に登り、北鎮岳を目指した。黒岳は日本で最初に紅葉が始まる山と言われるだけあり、ナナカマドは真赤に色付き始めている。チングルマも種をつけ綿を飛ばしていて、今年一番の秋を感じた北鎮岳であった。

2012年10月3日 西穂高岳(北ア)

 秋の好天を狙い、北アルプスの西穂高岳を登った。朝一番のロープウエーで山頂駅へ上がり、まずは西穂山荘へ。此処から秋色の展望を楽しみながら稜線歩きが始まった。独標までは普通の岩稜帯の道だが、独標を過ぎるといきなり難易度が上がる。ペンキマークを辿りながら何とか山頂まで辿り着いた。途中からガスがかかり、展望が今一つなのが残念であった。 

黒岳

黒岳

西穂高岳

西穂高岳

西穂高岳

2012年10月13・14日 那須岳(栃木)

 紅葉の山を写しに、那須の山を訪ねた。実は前日にも来ているのだが、山頂部が強風で途中から引き返している。この日は晴天で、朝日で真っ赤に染まった山肌を見ながら歩き始めた。紅葉も見頃で赤く燃える秋の山を実感する山旅となった。

2012年11月3日 飯盛山(長野)

 この日は金峰山荘から小川山へ登るつもりであったが、裏瑞牆辺りからの斜面状況が良くなく一旦下山。飯盛山へと転進した。平沢峠からの登山道は、高原のカラマツ林の稜線を行く道で、青空のもと気分よく歩ける道だった。山頂からの眺めも素晴らしく、八ヶ岳から奥秩父の峰々、南アルプスと360度の大展望を心ゆくまで楽しむことが出来た。

2012年11月25日 十枚山(静岡)

 雪をかぶった南アの山を見に、深南部に位置する十枚山を訪ねた。晩秋の紅葉色をした林道終点となる中の段登山口から登り、分岐を過ぎたあたりから斜面にうっすらと雪が付く様になる。サラサラの粉雪が薄く積もった状態で、足元に気を付けながら傾斜を増す斜面を進む。山頂辺りでも積雪は5センチ程度、歩くのに問題はない。山頂からは、雪をまとった南アルプスの巨人達を、拝むことが出来た。

那須

那須

小川山

小川山

十枚岳