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湯ケ野温泉 湯本館

 修善寺から狩野川に沿て天城山に遡った処にある湯ヶ島温泉。その湯ヶ島温泉にあって、川沿いに湯が湧いているのが、湯本館である。川沿いにある露天風呂に浸かり、傍らを流れる狩野川の眺める至福一時を過ごすことが出来る。この宿は文豪川端康成ゆかりの宿で、川端が伊豆の踊子を出筆した部屋が残されていて、当時を偲ばせる品々が展示されていて見学する事も出来る。ご飯で頂いた「山葵飯」が美味しかった。

宿泊 2023年1月

泉質
カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉
湯量等
96ℓ/分、46.8度、源泉かけ流し、
浴槽
内湯 2
露天 1

住所 静岡県伊豆市湯ヶ島1656-1   tel:0559-85-1028

渓流沿いの露天風呂を楽しむ

 湯ヶ島温泉の湯本館は、狩野川沿いに立つ静かな温泉宿だ。宿の中は歴史を感じさせる調度品が丁寧に使われていて、落ち着く空間になっていた。苔生した庭の先にあるのが貸切露天風呂で、狩野川の渓流脇に設けられている。御湯が浴槽の下から噴出していて、ポコポコ湧き出る湯の音と渓流の流れを楽しみながら、快い一時を過ごすことが出来た。

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川端康成所縁の所蔵品

 この宿は、文豪川端康成が出筆時に逗留した宿としても知られていて、川端が泊まった二階の一室に、所縁の品々が展示されたいた。食事も丁寧に蝶理されていて、鮎の煮魚、鮎の一夜干し、山葵飯等、美味しく頂くことが出来た。ただ残念なのが女湯で、狭くて少し圧迫感のある浴室だった。夜の入替時間があるとは云え、狩野川の展望が開ける男湯に比べ、随分見劣りがする。客が男性中心だった頃の名残だと思うが、今の時代には残念な設備だった。

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宿の傍らに文人所縁の宿であることを示す石碑が建っている。

狩野川沿いの貸切露天風呂

屋内の大浴場。

朝食に出た「山葵飯」