泉質
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単純温泉
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湯量等
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420ℓ/分、55.4度、自家源泉、源泉かけ流し、
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浴槽
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内湯 2
露天 7
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住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷587 tel:0578-89-2808
貸切露天風呂の湯巡り、そして槍見の湯
4月の始め、山梨から長野の桜を巡る旅の途中で泊まることになったのが、新保高温泉槍見館である。春を告げる桜に彩られた松本側から安房トンネルを抜けると景色は一変、飛騨側は未だ雪景色であった。槍見館へは14時過ぎに到着。土蔵を移築したロビーの奥にある囲炉裏で宿泊の受付を済ませ、通された部屋には次の間があり、窓から晴れていれば槍穂高が見える景色が広がっていた。
風呂は内湯が二つ。何れも大きなガラス窓がはめられていて、晴れていれば山景色が堪能出来る。露天風呂は川沿いに「槍見の湯」と「まんてんの湯」があり、天気に恵まれれば近くの山越しに槍の穂先が見えるそうだが、泊まった日は雪のちらつく曇天。山景色が望めなかったのが残念だ。この他にも4つの個性的な貸切露天風呂があり、湯巡りをしている内に、あっという間に時間が過ぎていった。石造りの「蛍の湯」、ジャグジーを備えた「渓流の湯」、子供用の遊具を備えた「森の湯」、一番奥に「播隆の湯」があったが、シンプルに露天風呂と渓流を感じることが出来る「播隆の湯」が一番落ち着いた。
食事は囲炉裏を囲んだ飛騨牛の陶板焼き、岩魚の刺身、山菜を使った料理など美味しく頂くことが出来たが、白眉だったのが岩魚の骨酒。全然生臭さがなく、香ばしい香りで美味しく仕上がっていた。今度は是非、槍ヶ岳の見える時に訪ねてみたいと思った槍見館である。
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