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吾妻屋

 豊かな濁り湯が沸く福島県の高湯温泉。吾妻磐梯スカイライン沿いに温泉宿が立ち並んでいるが、その中でも趣向を凝らした温泉三昧を味わえる宿が吾妻屋である。湯の色は時には青、時には白と、時間によって変わるのが面白い。宿の源から木の樋を通す間に、適度な硫黄が残るように上手くコントロールされている。パワーの感じる御湯が、特に印象に残った宿である。

宿泊 2018年1月、

泉質
酸性含硫黄-カルシウム-アルミニウム-硫酸塩泉
湯量等
533ℓ/分、45~50度、自家源泉、源泉かけ流し、
浴槽
内湯 3
露天 5

住所:福島県福島市町庭坂字高湯33  tel:024-591-1121

パワーを感じる濁り湯

 雪降る1月の下旬、福島県高湯温泉の吾妻屋を訪ねた。東北道の福島西インターを降り、磐梯吾妻スカイライン方面に向かうと、道路は真白な雪を被った道となる。スカイラインは冬季通行止めになるが、そのゲートの手前にあるのが高湯温泉で、その中で140年の歴史を持つ宿が吾妻屋である。
 此処の特徴は、先ずパワーに溢れたお湯を、ふんだんに浴びることが出来ることだと思う。宿から一段高い高原状の林の中にある露天風呂が素晴らしい。雪の中につけられた小道を辿っていくが、小道の路面下に湯が通してあり、蒸気で雪が降っても積もらない構造になっていた。露天風呂には、湯元から引いた樋で適度に調整されたお湯が注がれていた。御湯の色は着いた初日は白く感じたが、翌朝入りに行くと青みを帯びた色になっていて、湯の不思議を感じさせる。大きな露天風呂へ行く途中にも、男女別の小露天風呂と貸切湯があり、何れも静かに湯浴みをすることが出来る。
 食事は特別貴をてらったところはないオーソドックスなスタイルだと思うが、何れも丁寧に調理さていることが感じられる内容で、何かほっとする感じがした。雪見の露天風呂を堪能した吾妻屋であるが、今度は別の季節に訪ねてみたいと思う。

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自然石に囲まれた露店風呂

御湯の湧出口

貸切露天風呂

宿の内湯