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HOME > 山寄①MyBestお湯巡り > 山寄①湯巡52、夏油温泉

元湯 夏油温泉

 岩手県の北上から、北上山地に伸びる林道終点にある温泉で、5月~11月の季節営業。湯治客で賑わっていた昭和の面影が残るが、今は温泉好きが各地から訪れている。特筆すべきは、川沿いに沸く自噴温泉で、足元から新鮮な湯が湧き上がる処に湯舟が設けられた。2024年9月訪問時、川の対岸にある「目の湯」が大雨で橋が流され入れなかったの残念だった。

宿泊 2024年9月14日、  日帰り2014年8月14日

泉質
ナトリウム・カルシウム塩化物泉 他
湯量等
100ℓ/分、48.2~65.3度、源泉かけ流し、
浴槽
内湯 4
露天 5

住所 岩手県北上市和賀町岩崎新田1-12  tel:090-5834-5151

湯治場の面影が強く残る秘湯の湯

 夏油温泉は、5月~11月のみ営業の秘湯の宿である。アプローチの林道が、夏油スキー場から先は冬期通行止めとなるからだ。路線バスが廃止されてからは、車で狭い林道を走り漸く辿り着く。昭和の湯治場の雰囲気が色濃く残っていて、今風の温泉旅館設備は整っていないが、食事は美味しかった。

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自噴温泉の露天風呂

 夏油温泉の自慢は、何といても足元湧出の温泉だ。御湯が自噴している処に、湯殿を設けたという。一番奥にある「大湯」は50度を越える激熱で、一瞬浸かるのが精一杯だった。大湯の手前にある「疝気の湯」は 、湯殿の底からら湯がブクブクと湧き上がっている。少し温めで長湯出来るのが良い。川の少し下流には、「新湯」と川の対岸に「目の湯」があるが、「目の湯」は大雨で橋が流され2024年のシーズンは利用不可だった。内湯も「白猿の湯」と「小天狗の湯」の二か所が男女別に設けられており、沢山ある湯をはしごするのが楽しい。露天風呂は湯治場の雰囲気が強く残り、誰とでも気軽に話しながら湯浴みが出来る良い雰囲気だった。

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長湯が出来る疝気の湯

激熱の大湯。

内風呂の白猿の湯

岩魚の塩焼きが絶品だった