山寄①湯巡2、鶴の湯山の宿 of LittleTrekker

鶴の湯　山の宿

　足元から自噴する露天風呂で有名や鶴の湯の別館が、鶴の湯山の宿である。国道からは車で5分程度で、鶴の湯の手前にある。建物は鶴の湯より新しく、快適性は山の宿に軍配が上がる。温泉は鶴の湯と同じ源泉で貸切風呂が3つ、との湯も山の宿らしい素朴な造りだ。滞在中は、何時でも鶴の湯本館のお湯へ入りに行ける。
　この宿の特筆すべきは、囲炉裏端で頂く山の幸の料理。地元の山芋と豊富な山の幸を独自の味噌味に仕上げたもので絶品である。他にも、肉や旬の野菜をしょっつるで下味をつけて囲炉裏の網で焼く素朴な料理は、また食べに来たくなる美味しさだった。

宿泊　2014年7月、2017年6月

泉質	含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物－炭酸水素塩泉
湯量等	60ℓ／分、59度、自家源泉、源泉かけ流し、
浴槽	内湯　貸切り2 露天　貸切り1 車で5分にある「鶴の湯本館」の温泉には、滞在中好きな時に入れる。

秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢湯の岱1-1　　tel:0187-46-2100

広々とした宿の素朴な御湯

自然林の中に配置された建物は、ゆってりしていて落ち着ける。受付から長い内廊下を歩くと、外に湯小屋が現れる。以前は露天風呂のみが貸切だったが、現在は2つの内湯も鍵を借りていく貸切湯になっている。一端サンダルに履き替え、湯小屋に入ると正面に内湯が2つ、右手が露天風呂だ。内湯の方は如何にも山の宿の湯と云った趣の、素朴な御湯だった。露天風呂は畳1畳ほどだが、ここへ源泉がたっぷり注がれていた。森の中でお湯に入っている様で、身も心も落ち着く格別のお湯だった。

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囲炉裏端で頂く山の幸

　夕食は囲炉裏の食事処で頂く。先ず席につくと、囲炉裏に岩魚が丁度食べ頃に焼けていた。山菜の付け合せを頂きながら、肉や旬の野菜を網で焼き始めると、姫筍の刺身が出てくる。野菜類は、網に乗せる前に「しょっつる」で味付けをするのだが、これがまた絶妙な塩梅で網焼きにあった味になる。「しんじょう」、「一口稲庭うどん」そして「山の芋鍋」。どれもが素朴な料理だが、味のコントロールガ絶妙で、。とても美味しく頂くことが出来た。
　翌日の朝食も囲炉裏端。囲炉裏で鮎の干物を焼き、姫筍の味噌汁を頂くが、これもまた美味だった。