山寄①湯巡5、高峰温泉 of LittleTrekker

高峰温泉

　浅間山の西側にある車坂峠から、湯の丸高峰林道を西へ少し入ったところにあるのが、「雲上の湯」高峰温泉である。ここの温泉には何処にもランプが灯され、ランプの宿であった頃の姿を忍ばせている。御湯は硫黄を含んだ乳白色の湯で、優しい肌ざわりだ。この温泉矢の一番の御湯は、何と言っても宿の外に設置された「雲上の野天風呂」標高2000mからの景色を楽しみながらの湯浴みは、山好きにはたまらない御湯だ。

宿泊　2017年8月

泉質	含硫黄・カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉
湯量等	60ℓ／分、35.6度、自家源泉、源泉かけ流し、給湯口源泉・浴槽加温・一部濾過殺菌循環
浴槽	内湯　4 露天　2

長野県小諸市高峰高原704-1　　　tel:0267-25-2000

標高２０００mの展望を楽しみながらの湯浴み

　高峰温泉の御湯と云えば、雲上の野天風呂。宿の裏手から、木のチップが敷かれた歩き易い遊歩道を50mほど歩いた先に、男女別に設けられている。定員は４人で、籠が空いていれば、これを持って野天湯へ。開放的な野天湯に浸かり、山にかかる雲の動きを眺めている時間は、至福の一時だ。
　館内には一階がランプの湯、二階が四季の湯・高嶺の湯で、何れも加温している御湯が注がれる浴槽と、源泉が注がれる浴槽の二つがも設けられていて、冷温交互入浴も出来る。宿は山小屋風で木のぬくもりに溢れていて、落ち着いて過ごせる。また「夕方の温泉療養講座」「星の観望会」「早朝の野鳥教室」などのイベント準備されていて、宿泊客を飽きさせない工夫がされているる。
　食事は食事処で供されるが、季節の炊き物、川魚の塩焼、野菜の天婦羅、信州サーモンの陶板焼等、飾らないが地のものが使われた素朴な料理で美味しかった。また昼に食べた鯉丼も、変わっていて面白かった。場所柄山歩きの客も多いが、チェックアウト後に荷物を預け、トレッキングから帰っ来てから風呂を利用出来るのも、良いサービスだと思う。　