
栃尾又温泉 自在館
小出から国道352号線を会津方面に少し走り、奥只見シルバーラインとの分岐を過ぎた辺りで、谷筋に少し入った処にあるのが栃尾又温泉である。この温泉は古くから湯治湯として賑わってき温泉で、低温のラジウム泉に長時間じっくり浸かる「長湯」が特徴の温泉だ。その栃尾又温泉の中心にあるのが自在館で、長湯で体の芯から温まり、素朴な田舎料理で心と体をリセットする事が勧められている。
 
宿泊 2018年6月、
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                         泉質
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                         単純放射能温泉
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                         湯量等
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                         104ℓ/分、36.8度、自家源泉、源泉かけ流し、一部浴室加温
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                         浴槽
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                         内湯 5
                         
                         露天 1
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住所 新潟県魚沼市栃尾又温泉 tel:025-795-2211
湯治宿の趣を残す癒しの湯
 自在館は400年前から二十五代湯守を続けている歴史のある宿で、大浴場は栃尾又温泉の共同湯を兼ねている。60段を超える階段を下り、川沿いに建つ「下の湯」は歴史を感じる湯舟だ。大正時代に建てられた建物の奥に設けられた「上の湯」と「奥の湯」と共に温泉地の共同湯にもなっていて、早朝の時間以外は、何時も賑わっていた。温い湯舟が基本で、その傍らに加温した湯が注がれている小さな湯舟もあり、交互に入ることも出来る。湯舟はこの他に「うけづの湯」「たぬきの湯」「うさぎの湯」の3つがあり、加温された源泉が掛け流されている。何れも1回40分の貸切り湯で、のんびりとした湯浴みを楽む事が出来た。
 食事は1汁四菜に3品(岩魚塩焼、虹鱒の刺身、合鴨の鍋)を加えた素朴な構成で、オプションで山菜の天婦羅を頼むことも出来る。どれも体に優しい感じのする料理で、美味しく頂くことが出来た。朝食のおかずが、少々塩辛いものが多かったのが残念な処である。
 豪華さはないが、素朴な温泉に湯治に来たと思えば、宿泊価格も手頃で、居心地の良い宿でないかと思う。 








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