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旅館大黒屋

 白川の駅から国道269号線を下郷へと向かう「甲子道路」。その途中にあるトンネルとトンネルの間から急な坂道を下った処にあるのが、甲子温泉「大黒屋」である。約650年前の禅僧が見つけた湯とされ、その年が甲子(きのえね)である事から甲子温泉という名が付いたという。温泉としての利用は慶長5年(1600年)頃かららしい。徳川時代には白川藩主松平定信公も愛した奥甲子の一軒宿となり、敷地内には現在は村の文化財になっている松平定信の別邸「勝花亭」もある。甲子温泉の一番の特徴は、何と言っても150年の歴史を持つ足元自噴泉の「大岩風呂」だ。湯船の底の岩盤の下から、ポコポコと湯が湧き出ていた。

宿泊 2017年4月

泉質
単純温泉、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
湯量等
300ℓ/分、43.1、45.1度、自家源泉、源泉かけ流し、
浴槽
内湯 4
露天 2

住所:福島県西白河郡西郷村大字真船字寺平1   tel:0248-36-2301

40年の時の流れを感じた甲子温泉

 甲子温泉大黒屋は、このHPで紹介している温泉の中で、一番最初に泊まった宿でもある。昭和40年代の前半に、家族に連れられて泊まったのが最初時だ。当時はまだ電気が自家発電で、夜遅くなると部屋には行燈が灯されていた事を良く覚えている。かつて木造二階建てだった山奥の温泉宿も、本館は平成21年に鉄筋コンクリート3階建の建物に立て替わったが、濃い茶色に塗装された建物は、周囲の風景に溶け込んでいた。
 フロントで受付を済ませ早速向かったのが足元自噴泉の「大岩風呂」。縦5m横15m深さ1.2mの小さなプール程の大きさをもつ湯船で、鳥居の湯口から注がれるお湯と、足元から湧き出るお湯が交じり合い、お湯はぬる目。何ともリラックス出来る空間が広がっていた。刺激の少ないお湯は、時間をかけて疲れることができ、体の芯まであたためる事が出来るお湯だった。
 大黒屋にはこの他にも、時間で男女入替となる「桜の湯」、男女別に内湯と露天が設けられた「恵比寿の湯」があるが、やはの何度も通ったのは「大岩風呂」であった。宿の夕食は山や川の幸が中心で、地元の野菜や山菜が工夫され調理されていて美味しく頂けた。
 40年以上前に泊まった事のある宿に再来するのは感慨深く、それと供に時の流れを感じた甲子温泉大黒屋であった。

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