泉質
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純重曹泉、含食塩・芒硝重曹泉
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湯量等
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28.6ℓ/分、65.2度、自家源泉・混合泉、源泉かけ流し、
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浴槽
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内湯 7
露天 1
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住所:宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34番地 tel:0229-83-3052
2種類の源泉の湯巡りを楽しむ
東鳴子温泉の旅館大沼を訪ねたのは8月、秋田県南の山に登った帰りの事であった。宿は国道から一本入った温泉街のメインストリートに面していて、直ぐ裏手にはJR陸羽東線が走っている。宿について最初に向かったのが「薬師千人風呂」。天子の壁画が目を引く混浴の大浴場で、中央に大きな座石があり、座って半身浴も出来る。お湯は濁りの無い黄緑色の炭酸水素泉だ。次には入ったのが千人風呂と廊下を挟んで反対側にある家族風呂。こちらは純重曹泉の赤い御湯だった。
宿内で2種類のお湯を楽しんでから次に向かったのが、庭園貸切露天風呂「母里の湯」だ。宿の主人が車で送迎してくれる。入口の大きな木戸を潜ると、湯屋へ向かって小道が伸びていた。途中には待合の為の東屋もあり、ここで送迎を待つ間休むことも出来る。「母里の湯」は、千人風呂と同じ緑色のお湯。身も心も休まるいい御湯だ。
宿に戻ってからは、建物の4階に設けられた「陽の湯」と「陰の湯」へ。何れも赤い色をした純重曹泉で、とろっとした感じが特徴の御湯だった。この二つの湯はちょっとした工夫がしてあって、陽の湯には備長炭を練りこんだタイルが敷かれ、陰の湯には数種類の薬石が埋め込まれていた。
大沼の宿の面白い処は、料理を宿泊者の希望で選ぶことができる事だ。今回はオーソドックスな料理を選んだが、地元の野菜を中心にした一汁三菜プランも、ヘルシーでなかなか美味しそうだった。
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