泉質
|
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、単純温泉
|
---|---|
湯量等
|
433ℓ/分、28~42.7度、自家源泉、源泉かけ流し、給湯源泉・浴槽加温・循環
|
浴槽
|
内湯 3
露天 1
|
住所:群馬県利根郡みなかみ町永井650番地 tel:0278-66-0005
旅情を掻き立ててくれる法師之湯
法師温泉を訪ねたのは1月、辺り一面雪景色の寒い季節だった。スタットレスを履いた車を駐車場に停め、趣のある帳場で宿泊の受付をする。通された部屋は別館の2階にある2間続きの和室。障子には達筆な筆さばきの書が納められていた。
部屋に荷物を置いて早速向かったのが長寿館のシンボル「法師之湯」。大きな四角い湯舟の真ん中に、それぞれ仕切の丸太が渡されているので浴槽が8つある様に見えるが、実は浴槽は大きな四角の浴槽が井状に4つ並んでいる。8つの区画のうち3つの区画で、遠目にもポコッとお湯が湧いているのが確認できた。湯舟の其処には黒い玉砂利が敷かれ、平らに均されている。明治時代に建てられた大きな湯屋の中、湯煙に包まれて温泉に浸かる贅沢。正に至福のひと時だ。
御湯は「法師の湯」の他に、総桧造りで男女入れ替え制の「玉城の湯」と続きにある露天風呂、通常は女性専用で「法師の湯」が女性専用になる間だけ男性用となる「長寿の湯」がある。何れも味わい深い湯であったが、やはり何回も足が通うのは「法師の湯」であった。
夕食は部屋食で、炬燵の上に並べられる。オーソドックスな献立だが味付けが良く、何かホッとさせるものがあり、落ち着ける夜になった。
クリックすると拡大します。