このサイトについての説明を入力します。

HOME > 山寄①MyBestお湯巡り > 山寄①湯巡16、法師温泉

法師温泉長寿館

 法師温泉のシンボルになつている、鹿鳴館風大型湯殿「法師之湯」。きっと誰もがその写真を一度は目にしたことがあるのではないかと思うこの温泉、実は自噴泉で、底に敷かれた玉砂利の下から、ポコポコとお湯が沸いている。この「法師之湯」があるのが法師温泉長寿館で、明治8年に開設された歴史ある宿だ。玄関横の囲炉裏から客室の障子まで、歴史と趣のある建物が大切に使われていて、旅情を掻き立ててくれる温泉。それが法師温泉である。

宿泊 2017年1月

泉質
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、単純温泉
湯量等
433ℓ/分、28~42.7度、自家源泉、源泉かけ流し、給湯源泉・浴槽加温・循環
浴槽
内湯 3
露天 1

住所:群馬県利根郡みなかみ町永井650番地   tel:0278-66-0005

旅情を掻き立ててくれる法師之湯

 法師温泉を訪ねたのは1月、辺り一面雪景色の寒い季節だった。スタットレスを履いた車を駐車場に停め、趣のある帳場で宿泊の受付をする。通された部屋は別館の2階にある2間続きの和室。障子には達筆な筆さばきの書が納められていた。
 部屋に荷物を置いて早速向かったのが長寿館のシンボル「法師之湯」。大きな四角い湯舟の真ん中に、それぞれ仕切の丸太が渡されているので浴槽が8つある様に見えるが、実は浴槽は大きな四角の浴槽が井状に4つ並んでいる。8つの区画のうち3つの区画で、遠目にもポコッとお湯が湧いているのが確認できた。湯舟の其処には黒い玉砂利が敷かれ、平らに均されている。明治時代に建てられた大きな湯屋の中、湯煙に包まれて温泉に浸かる贅沢。正に至福のひと時だ。
 御湯は「法師の湯」の他に、総桧造りで男女入れ替え制の「玉城の湯」と続きにある露天風呂、通常は女性専用で「法師の湯」が女性専用になる間だけ男性用となる「長寿の湯」がある。何れも味わい深い湯であったが、やはり何回も足が通うのは「法師の湯」であった。
 夕食は部屋食で、炬燵の上に並べられる。オーソドックスな献立だが味付けが良く、何かホッとさせるものがあり、落ち着ける夜になった。

クリックすると拡大します。