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頼朝が馬を繋いだと伝わる桜

 源頼朝が富士山麓で巻狩をした際に陣屋を設けた処で、下馬の際に桜の枝に馬をつないだと伝えられることから「駒止めの桜」とも「狩宿の下馬桜」と呼ばれている。昭和27年に国の天然記念物に指定された桜で、若葉は赤色、花の咲き始めは淡紅色で白色へと変化します。往時は樹高35m幹回り8.5mの巨木でしたが、近年の台風などの影響で主幹が折れ、小ぶりの樹形となった。
 2023年4月1日、「刈宿の下馬桜」が満開寸前との報を聞き、駿河の桜を巡る旅に出かけました。此処は前年も訪ねたのですが、辺りの桜が見頃を迎える中、下馬桜は未だ硬い蕾でしたが、今回は丁度満開。早朝にもかかわらず次々に花見客が訪れ、早朝の陽の光に輝く下馬桜と富士山を写真に収めていました。この下馬桜、かつては東西南北22mの巨木で、日本五大桜にも数えられていたのですが、風雨で主幹の幾つかを失い今の形になったといいます。一回り小さくなったとはいえ風格のある見事な桜。訪ねた朝の時間だと、富士山と下馬桜を一緒に写そうとすると逆光になってしまいます。次回は昼過ぎに訪ね、富士山と下馬桜を写真に収めたいものものだと思いました。

2023年4月1日

種 類
赤目城花山桜
樹 齢
800年
場 所
静岡県富士士狩宿98-1