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豪雪に耐える大桜

 高さ13mの江戸彼岸桜で、地上4mの処で四枝に別れ東西15m南北13mに枝を広げている。大桜の前庭にある舞台で、国の重要無形民俗文化財である「明日の稚児舞」が奉納されることから、「明日の大桜」と呼ばれる様になった。冬の豪雪の為、枝が折れ曲がりながら伸びているのが特徴的である。
 北陸の一本桜を巡る旅の最後に訪ねたのが、黒部にある「明日の大櫻」です。806年創建の明日山法福寺の本堂の前に立つ大櫻で、2023年3月30日に訪ねました。樹齢は420年とありました。四方に枝を伸ばしながらも、枝は細かく折れ曲がっていて、冬の豪雪に耐え抜いてきた歴史を感じます。古木の風格がある「明日の大桜」は、何時までも見ていたくなる桜で、立ち去る時には後ろ髪を引かれる思いがした桜でした。

2023年3月30日

種 類
江戸彼岸桜
樹 齢
400年
場 所
富山県黒部市宇奈月町明日836