みかん畑の高台から、下の斜面を見下ろすように立っている山桜の巨木。根元から二股に分かれ、大きく樹冠を広げている。周りには菜の花が植えられていて遮るものが無く、孤高の一本桜の趣がある。近くの林道から歩いてすぐの所にあり、花の時期には多くの人で賑わう。市の天然記念物。
　「馬場の山桜」を訪ねたのは24年の3月末。車の通り道からは見えない斜面にありますが、広い農道に沢山の車が停まっていたことから、直ぐに場所が判りました。場所は蜜柑畑の高台で、桜の周囲は菜の花畑になっています。菜の花と桜の取り合わせが美しくい桜で、幹も太く力強く枝を伸ばしていました。訪ねたのは九州桜旅の２日目ですが、天候は朝から小雨。何とか雨はあがったのですが、空は厚い雲に覆われています。青空の日に再訪したい桜です。