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6月11日 第1日目   成田空港 ⇒ ロンドンヒスロー空港 ⇒ ラッセルスクエア

池袋駅6時43分発の成田エクスプレスで成田空港へ向かう。空港へ着いたのは8時10分だった。今日のる飛行機は、ヴァージンアトランテック航空901便、ロンドン迄の直行便だ。フライトの時間は11時30分、チェックインカウンターが開いたのは2時間30分前の9時丁度で、その時には長い行列が出来ていた。
 成田空港から約12時間でロンドンヒスロー空港に到着。現地時間は15時30分だが、日本時間に直すと夜の11時30分。少し眠い。 ヴァージンアトランテック航空が到着するのは第三ターナル。搭乗口から入国審査場までが結構遠い。約20分かけて審査場に到着したが、時間帯が悪かったのか此処が大混雑。 行列に並び順番が来るまで1時間以上かかった。入国後に予定を立てる時は、充分な余裕を見込む事が必要だ。

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入国後、長い連絡通路を通って地下鉄乗り場へ向かう。 飛行機の到着した第3ターミナルから地下鉄駅までも結構遠く、10分以上かかった。駅の窓口でオイスターカードを購入。(JRのスイカの様なカード) デポジット3£を預け、27£をチャージ。早速地下鉄で、ラッセルスクエアへと向かった。地下鉄ピカデリー線のラッセルスクエア駅へは、ヒスロー空港から約1時間だ。この駅の乗降りには、大型エレベーター3台が活躍していて、階段は殆どない。重たい荷物を持つ旅行者には嬉しい駅である。表に出ると、近くの通りを赤い二階建てのバスか走っているのが見える。「ロンドンに来ちゃったんだなあ..」という事を、実感した一瞬だった。
 駅を出てから宿泊地のプレジデントホテル(写真右奥の赤い建物)迄は徒歩1分。早速チェックインして荷物の整理。 時間は既に19時近くになっていたが、夏時間で外はまだ明るい。ラッセルスクエア付近のギリシャ料理店で夕食後、ホテル近くのPUBに立ち寄った。PUB(写真左手前)は、始まったワールドカップで盛り上っていた。 店内には大きな3か所に大きなディスプレーが天井から吊るされ、サッカーの試合を流している。折しもイングランド対USAの真最中。人であふれた店内は、異様に盛り上っていた。

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6月12日 第2日目   ロンドン・ビクトリア駅⇒イーストボーン⇒セブンシスターズ⇒イーストボーン⇒ロンドン・ビクトリア駅

 2日目は朝5時に起床。ヴィクトリア駅7時47分初の電車に乗ろうと、6時過ぎに地下鉄の駅に行くと、未だラッセルスクエア駅のシャッターが上がっていなかった。ヴィクトリア駅へはタクシーで行く事にした。
 早朝のロンドンはタクシーが直ぐ見つかる。 手を挙げて、窓越しに行き先を告げてから、オースチンの黒タクシーに乗り込んだ。運転手が気さくな人で、ザック姿の自分を見て声を掛けてきた。
「ネパールから来たのかい?」  (これ、勿論冗談)
「次の機会には挑戦したいと思っているけれど、今回はフットパスを歩きに来た。」
「今の季節は歩くのに良い時期だからね。今日は何処を歩くの?」
「イーストボーンまで電車で行って、セブンシスターズ辺りを歩く予定なんだ。」
「本当かい。イーストボーンには息子の一人が住んでいてね。 普段はテニスをしているけれど、良く山にもトレッキングに出かけているよ。」
こんな会話をしている内に、ヴィトリア駅に到着。料金は17£だった。
 ヴィクトリア駅は、ロンドンから東南部方面へ出かける玄関口だ。 かつてはオリエント急行の始発駅だった事もある。切符売り場でイーストボーンまでの日帰り乗車券を購入。24.8£だった。 電車の時間を聞くと、今日は日曜ダイヤで始発は8時47分との事だった。これなら地下鉄で来ても間に合ったなあ。

 長距離電車が発車する時間は、時間順に巨大な掲示板(写真中央)に表示される。プラットフォームの表示は発車の15分前頃で、乗客はそれを見てホームへと進む。この表示方法、慣れてしまえば結構便利だ。駅には朝早くからサンドイッチ、クロワッサン、ハンバーガー屋が開いていた。ホテルの朝食前に出てきたので、朝食を何処かで食べたい。サンドイッチ店(写真の黄色い看板の店)でバケットにハムと野菜を挟んだサンドイッチを購入。3.9£だった。電車を待つ間に食べてみると、結構美味しい。トレッキング中の間食用に、もう一つ購入する事にした。

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 電車は時間通りにヴィクトリア駅を出発する。 途中の郊外の駅で、結構沢山の客が乗ってきた。バックパックを持った人が多く、郊外に歩きに行く様だった。 向かいの席に乗り合わせたグループもトレッキングに行くようで、オレンジ色のExplore Mapを広げて、今日のルートを話し合っていた。 途中駅のLewsで降りて行ったが、トレッキング姿の東洋人が珍しかったのか、降り際に笑顔で会釈して来た。 Have a nice day. You too.と軽く御挨拶わ交わす。
 電車は時刻通り10:08にイーストボーン駅(写真)に到着した。

 イーストボーンからセブンシスターズへは、駅前のバス停Jから12番のバスに乗る。バスは1時間に2~3本あり、下車するエクスチュート迄は25分程度だ。エクスチュートのバス停近くには観光案内所があり、此処で無料の地図をもらうが、バス会社の無料ウオーキングマップ「South Downs BUS WALKS」の方が、 1/25000の地図も付いていて使いやすい。裏手の入口脇に、沢山置いてあった。 いよいよ英国フットパスを歩く旅が始まった。

 フットパスの右手には牧草地、左手は河口湿地帯が広がっている。 牧草地では羊が放牧されていて草を食んでいた。所々に木が生えている牧草地は、緩やかに起伏していて気持ちの良い眺めだ。所々に設けられた「キッシングゲート」と呼ばれる扉を幾つも越えていく。時々すれ違うトレッカーと挨拶を交わす習慣は、日本と変わらない。 Hello. 若しくはGood Morning.で十分だ。 余りにも気持ちの良い散歩道に、皆顔がほころんでいる。フットパスに入って約2キロ(30分)で海岸線に出た。

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 此処からは、ホープギャップと呼ばれる高台まで壁に沿って登って行く。 断崖沿いには柵もなく、足場が悪くなっている処もあり、淵に立つ時は要注意だ。ただフットパスのルートは崖から離れていて安全なので御心配なく。

 此処でトレッキングの服装だが、日本と全く同じ服装で問題が無かった。(写真) 6月という比較的天候の安定している時期が幸いした事もあるが、持参したウールのズボンは、結局使わずに持ち帰った。ただ早朝と雨の日には温度が下がるので、ヤッケは1枚必要だろう。

  セブンシスターズを望める高台で一休み。 ベンチに座り、サンドイッチを肴にワインのミニボトルを開けた。セブンシスターズとは7つの白亜の高台の事で、其々名前が付いている。 手前から、HavenBrow、ShortBrow、RoughBrow、BrassPoint、FlatHill、BailysHill、WentHillと言うのだそうだ。青い海と白亜の岩壁は本当に絵になる光景だ。
 白亜の下へ行くには、一旦バス停まで戻り、対岸を海岸まで歩く必要がある。 干潮時の河口は靴を脱いで渡れる事もあるそうだが、今日の川は水量が多い。 おとなしくフットパスを戻り、バス停から再び海岸を目指した。

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セブンシスターズのある川の東側は、観光客も多く賑やかだ。歩き易い遊歩道もあるが、広々とし牧草地を突っ切っても問題は無い。羊のフンに気よつける必要はあるものの、殆どの人は広々とした草地の上を歩いていた。観光案内所のある所から、約20分程で白亜の岩壁の真下まで行く事が出来た。間近で見るホワイトクリフは、さすがに大迫力だ。
 セブンシスターズからイーストボーン迄、朝来たバスを逆方向に戻る。 エクスチュートからイーストボーン方面へのバス停は、観光案内所の裏手を左に行った3差路の処にあった。 昼間でも1時間に2本は走っているので、余り時間を気にしなくても良さそうだ。イギリスの交通機関は殆どそうだが、往復チケットは片道の2割増し程度だ。バスに乗る際に、デイリターンと告げると、往復の乗車券を発行してくれる。この日も往復券を利用し3.8£だった。

 イーストボーン駅で電車の時間を見ると、次の電車まで40分程ある。 喉が渇いたしビールが飲みたくなり、駅前のPUB(写真中央の建物)に入った。イギリスのPUBは昼に開いて、午後はずっと開けている店が多い。 ここも午後はずっと開いている店の様だ。この店にも大きなディスプレーが天井から吊るしてあって、 昨日のイングランド対アメリカの試合をリプレイしていた。1パイントのラガーを注文し一気に飲み干して、2杯目はギネスを頼む。テーブルの上にはメニューがあって、ミニステーキ、パイ、ローストチキン、そして勿論フィッシュ&チップスもあったが、電車の時間を考え我慢する。
 この時、遅いランチ兼ディナーという事で、pub料理を食べておけば良かった。と言うのも、夜ホテル近くの中華料理店に入ったのでが、此処が失敗。 結局残してFinishする事になった。まあこういう事もある。

6月13日 第3日目   ロンドン・キングスクロス駅 ⇒ エディンバラ ⇒ ロンドン・キングスクロス駅

 3日目は天気が良ければ湖水地方へ行く予定だったが、 夜のBBC1の天気予報を見ると、イギリス全土的に天気が今一つだ。3日間先までの予報を見ると、明日と明後日の天気が良さそうだった。 月曜日の行き先はエディンバラに変更、観光の1日にする事にした。
 ロンドンからエディンバラへは、キングスクロスより列車で4時間50分だ。予め日本で買た「ブリットレールパスの1等4日間」に駅で日付を入れて貰い、6時15分発の電車に乗り込む。 予約席には、背の部分に予約区間が記入されたカードが挿してあったが、 予約は3割程度で、当日でも充分席が確保出来る。以前のイギリスは、車両が古く1等と2等では席の大きさ位しか違いが無かったが、最近の車両は設備が全然違っている。またサービスも違いがあり、 1等は各席のテーブルにはティーカップが置かれ、コーヒー、紅茶、ジュース等が無料でサービスされていた。 途中、運よくイングランドとスコットランドの国境を車窓から見る事が出来た。 (帰路、画面右下に辛うじて国境標識を映す事が出来た)

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 11時8分にエディンバラ駅に到着。早速観光案内所で地図を購入する。 エディンバラは英国有数の観光都市で、旧市街区は沢山の観光客が歩いていた。所々でバグパイプを演奏している人がいて、響き渡るパイプの音色を聴いていると、スコットランドに来た事を実感する。
 御土産用のタータンを買おうと、旧市街にある専門店「アンタ・スコットランド」を覗く。ファッショナブルな店だったが、バックの他、テーブルクロス、クッション、カーテン等、インテリア商品が多く、小物は余り置いてない様であった。
御昼を食べる前に、エディンバラ城を見学する事にする。 入場料は、ヘッドホン付きの日本語オーディオガイド込みで17£だった。 オーディオガイドは程良い説明で、好きな場所のガイドを聴く事が出来とても便利だ。 王冠や宝石類の展示場所は、昔の様子を再現している博物館の最後にあり、 博物館の中は人の行列で、至宝にたどり着くまで30分近くかかった。

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 ランチは奮発して、エディンバラ城近くの「ウイッチェリ・バイザ・キャッスル」に入る。新鮮な海鮮料理で有名な店で、2人連れの多くは、海老、カキ、ムール貝など、魚介類がたっぷり乗ったプラッターを楽しんでいたが、一人では食べきれない。ランチのコースと、白ワインを頼むことにする。コース料理はスタート、メイン、デザートの構成で、其々3~4種類の中から選べる。海鮮(イカ、白身魚)の入ったエンドウ豆のスープ、ラム肉のローストと温野菜、オレンジムースと焼菓子という構成で、どれもとても美味しかった。 白ワイン、食後の紅茶まで含めて37£だった。

 午後は聖ジャイルズ大聖堂、国立スコットランド美術館を見学して、 夕方の電車でロンドンに戻る。