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イギリストレッキング紀行 フットパスを歩く

 イギリスには全国にトレッキングルートとしてフットパスが設けられています。ナショナルトラストにより保護されている自然景勝地・田園・歴史建造物・庭園などを、国中縦横無尽に歩く道が結んでいます。中には青い標識の建つ乗馬okの道もあり、さすがはイギリスだなと感じさせてくれました。此処では、今回の旅で歩いた3か所のフットパスを紹介してゆきます。





イグリストレッキング紀行 旅日記


2010年の6月、7泊8日でイギリスを旅しました。宿泊場所はロンドンに固定して、英仏海峡に聳える白亜の岩壁セブンシスターズ周辺のサウストレイル、湖水地方南部、コッツウオールズの3箇所のフットパスを歩く事が主眼でしたが、エディンバラ、ストーンヘンジ、バース等の観光地にも立寄りました。 フットパスをのんびり歩いた記録を中心に、イギリスで感じた事をつづっています。


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鉄道・バスでの移動


イギリスのフットパスを巡るには、近くの街まで電車で移動し、バスでフットパスの起点へ向かうのが一般的だと思うが、ここでは気がついた事を幾つか記載しておきたい。

運行ダイア

イギリスの鉄道・バスは平日と土曜日、日曜日では全く違っている事が多い。一般路線では土曜日の運転本数が大幅に減るが、観光地は土曜日は平日とあまり変わらない。日曜日は一般路線・観光地供に大幅に運転本数が減少し、遠距離の移動には手間取る事になるだろう。また朝早い電車も日曜日には運休になる事が多いので注意が必要だ。鉄道の時間はイギリス・ナショナルレールのホームページで検索できるので、日本で旅行計画を立てる時に調べておくと良い。現地での細かな調整に役立つのが、ハンディータイプの鉄道時刻表で、ターミナル駅の売店で入手出来る。

切符の購入

鉄道の切符は、駅の自動販売機か窓口で購入する事になるが、イギリスでは色々な割引切符があるので、窓口で教えてもらうのが良いと思う。代表的な割引に「往復割引」があり、日帰りのDayReturnであれば、片道切符の2割増し程度の運賃設定になっている。バスの切符は乗車時に行き先を告げて運転手から購入するが、やはり往復切符が安い。通常運賃は日本の鉄道やバスより若干高目の設定が多い様に感じるが、割引切符を上手く利用したい。

ホームの確認

切符を買って、さあ列車に乗り込む訳だが、初めてのターミナル駅ではホームを探すのに一苦労する事もある。日により発車するホームが結構変更になる。改札手前の頭上にある電光掲示板で確認してから、ホームに入ることになります。

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ウオーキングマップの入手

ウオーキングを楽しみたいと思ったら、先ず地図を入手したい。イギリスの街には、街ごとに「ⅰ」の印が目印になっている観光案内所があって、地元の地図やガイドを入手する事が出来る。

ウオーキング用1/25000地図

イギリス全土を網羅している地図にOrdenance Survey があるが、その中でウオーキングに適しているのが1/25000のExplorer Mapだ。オレンジ色のカバーが目印の地図で、観光案内所では地元エリアの地図を販売していて、これを入手するのが良いと思う。フットパスは緑色の点線で記されていて判り易い。その中で、ダイヤマークが付いている道はナショナルトレイルとして整備されている道で、標識等もしっかり整備されている。ロンドンのピカデリー近くの書店Waterstonesでは、イギリス各地のExplorer Mapが入手出来る。またネットでも検索できるので、ウオーキングの計画を事前に建てる時に利用すると良いだろう。

バスウオーク

ウオーキングの起点へは、鉄道駅からバスを利用する事が多いのだが、バス会社が無料で配布しているウオーキングマップも大変便利だ。特にBrighton&HoveのSouth Downs Bus Walk は、イギリス南部を縦断しているサウス・ナショナルトレイルの各地を紹介していて、Explorer Mapの抜粋図と、コース各所の簡単な解説が付いていている優れ物だった。セブンシスターズやビーチヘッドへのウオーキングルートも紹介されている。観光案内所に積んであるので、是非利用するとよいだろう。

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ランチタイム

一日のウオーキングでは、何処かでお昼を取る事になるが、ランチタイム事情も日本とは少し異なっている様に思う。

パブ・レストランの利用

イギリスのフットパスは、田園地帯の中に設けられたルートが多く、1~2時間も歩くと必ず次の街に到着する。そして小さな街であっても、パブやレストランが営業していて、訪れる人を迎えてくれる。フットパスを3日歩いたが、ウオーキングの途中でティータイムにしている人は良く見かけたが、湖水地方のグラスミア湖周辺以外では昼食を広げている人とは出会わなかった。多くのイギリス人は、ウオーキングで訪ねた街にあるレストランで、のんびりと昼食を摂っている様であった。

エオーキング中の行動食

とは言うものの、コース設定や時間の制約からレストランで昼食を摂れない時もある。そんな時には、サンドイッチがお勧めだ。テスコ等のスーバーで購入する事も出来るが、主な鉄道駅にはバケットやクロワッサンにトマト、レタス、ハム、サラミ、チーズ等を挟んだフレッシュ・サンドイッチの店が営業している。値段も2~4£と手頃だ。ホテルで作ったミルクティーをポットに入れ、駅で買ったサンドイッチ、オレンジに、ワインのミニボトルを添えれば、結構優雅な昼食になる。

ティーブレイク

イギリスのアテタヌーンティーは有名だが、ティー時に頂くケーキやスコーン等を作っている店も街に一軒はあるだろう。そんな御店で気に入ったケーキを買って、ウオーキングの途中でティータイムにするのも悪くない。イングリッシュティーは、フレッシュミルクが入ったミルクティーが多いが、ホテルのポットで御湯を沸かし、予めミルクティーを作って水筒に入れ持って歩けば、何処でも気に入った場所でテイータイムを楽しめる。イギリスでは持参した水筒が久しぶりに活躍した。

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