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北館桜

東北自動車道脇に聳える桜の巨木

 四月の後半に平泉近辺の東北自動車道を通ると、道に覆い被さらんばかりに花を付ける桜の巨木が目に付く。辺りは安倍一族の居館があった場所で、館跡の北端に1300年頃に南蘇坊が植えたと伝えられ、「北舘桜」の名が付けられた。市指定の天然記念物。
 東北道を宮城から岩手に向かって走るとき、何時も気になっていた道路脇の巨木があります。その巨木、実は北舘桜と呼ばれる桜の巨木で、その北舘桜と周辺の桜を見に4月の南岩手を訪ねました。2018年4月21日、水沢駅近くの「大安寺の桜」、「水沢公園の桜」を見てから、今回の旅の目的地である北舘桜へ向かいます。桜は、平泉北西部で東北道が緩やかに蛇行して走る、その直ぐ傍らに目いっぱいの花を付けて立っていました。この場所は縄文時代からの遺跡がある場所で、平安時代は東北の有力豪族であった阿部氏の館があった場所でもあります。桜があるのはこの遺跡の最頂部で、1300年頃に南蘇坊という僧が植えたものと伝えられていて、太古の昔から人の生活と共にあった桜の樹だと思うと、感慨もひとしおでした。

2018年4月21日

種 類
江戸彼岸桜
樹 齢
700年
場 所
岩手県奥州市衣川区横道下