薬師桜
盆栽の様な桜の古木
薬師堂の傍らにある樹齢1200年のエドヒガン。796年に坂上田村麻呂が、奥州に攻め入った際に手植えしたと云う言伝えもある。背は低いが堂々とした幹が立派で、盆栽の桜を見ている様な感じがした。県指定天然記念物。
2011年5月3日、山形の置賜地方の桜を巡る旅に出かけました。「久保桜」、「殿入桜」を見てから、最上川を渡り辿り着いたのが「薬師桜」です。小さな薬師堂の前にあるエドヒガンで、高さは10mと大きくはありませんが、樹齢1200年というだけあって風格があります。樹姿は桜の盆栽とでも言う様な姿をしていました。この薬師桜のすぐ近くには、樹齢800年の「釜の越桜」がありましたが、こちらは大部樹勢が衰え、現在は枯死してしまいました。ただ周囲に死は樹齢80年の二世木が育ち、紅色の花をつけていました。
2022年に再び訪れますが、その時の薬師桜は枝が随分少なくなり、見るからに樹勢が衰えた感じでした。何とか持ち直してもらいたいものだと、願わずにはいられませんでした。
2011年5月3日、2015年4月26日、2022年4月20日
種 類
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江戸彼岸桜
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樹 齢
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1200年
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場 所
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山形県西置賜郡白鷹町高玉字薬師堂3663
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