このサイトについての説明を入力します。

HOME > 桜紀行 > 個別の一本桜 > 一本桜①東北 > 三春滝桜

滝桜

滝枝垂れ桜の王様にして三春のマザーツリー

 滝桜は日本三大桜の一つで、国内最大の枝垂れ桜である。三春一帯は枝垂桜の古木が多いが、滝桜がマザーツリーとなって、その子桜・孫桜が三春の周辺に広がり、春には一斉に花を咲かせる。エドヒガン系の紅枝垂桜で、樹齢は1000年以上。樹高13.5m、根回り11.3m、枝張りは南北20m東西25mと、国内屈指の大木。四方に張り出した枝から度面に触れるほど枝垂れた枝に紅色の花が無数につく姿は、正に滝が流れ落ちるかのようだ。妖しいまでの華やかさは、一度目にしたら忘れられないだろう。国指定の天然記念物。
 2010年4月18日、朝3時過ぎに東京の自宅を出発し6時半頃に三春へ到着。滝桜の周辺は朝早くから交通規制がしかれていましたが、大駐車場に思ったほど車が停まっていません。辺りには数日前に降った雪が残っていて、車を降りるとひんやりとした空気が辺りを包んでいます。桜見学券を購入しゲートを通過、車道の下を潜るトンネルを抜けると、桜へ向かって幅広い舗装道路が延びていて、まるで大寺の参道の様です。出店も出ていて、滝桜の人気の程が伺えました。駐車場から5分程で桜へ到着しましたが、残念なことに桜は未だ蕾状態。先週の寒波と雪で、開花がストップした様です。
 翌週の25日、 2週連続で三春へ滝桜を見に行きます。先週は季節外れの寒波で冠雪状態だった滝桜も、今日は丁度満開。天気も良く、朝早くから大勢のギャラリーが集まっていました。樹齢1000年を越える枝垂れ桜は迫力満点。生命力が余程強いのでしょう。桜は実生で広がっていくのですが、滝桜の周辺には、その子桜や孫桜だと思われる枝垂れ桜が沢山あり、みな滝桜の生命力を受け継いでいるのか、立派な古木になっていました。

2010年4月18日、4月24日、4月25日、 2017年4月22日

2010年4月18日

2017年4月24日

2019年4月24日

種 類
枝垂れ桜
樹 齢
1000年以上
場 所
福島県田村郡三春町大字滝字桜久保