このサイトについての説明を入力します。

HOME > 桜紀行 > 個別の一本桜 > 一本桜①東北 > 駒桜

駒桜

江八幡太郎義家が馬をつないだと伝わる桜

 東南に開けた斜面の奥に立つエドヒガンの巨木。この地方における江戸彼岸系統の、マザーツリーの様に見えた。八幡太郎義家が馬を繋いだ「駒止めの桜」の言い伝えがある事から、「駒桜」と呼ばれている。四方に枝を張り、地面から入道雲が沸き立つように盛り上がる樹形に、力強さを感じる。町の天然記念物。
 2019年の4月第2週は冬が逆戻りした様な気候に。その御蔭で、この年は桜の花の日持ちが長く、4月20日に福島を訪ねた時にも、青空をバックにした沢山の満開の桜を楽しむことができました。2時過ぎに東京を出発し、東北道を二本松へ。「茶園の桜」、「芳水の桜」を訪ねてから、この日3本目の桜が「小長井の駒桜」でした。この日一番の巨樹で、傍らの人が小人に見えます。実に堂々とした彼岸桜でした。福島には長命の桜多いですが、枝垂れ桜は滝桜がマザーツリーになっているのに対し、江戸彼岸のマザーツリーは「駒桜」かもしれません。

2019年4月20日

種 類
江戸彼岸桜
樹 齢
500年
場 所
福島県伊達郡川俣町秋山小石長