上石不動桜
不動明王を守る滝桜の子桜
三春滝桜の子桜とも言われる枝垂桜で、小高い盛り土の上に立ち枝を風にたなびかせている。桜の傍には不動明王を祭った御堂があることから「不動桜」とも呼ばれている。この御堂は、三春藩があった頃には寺子屋として使われていたという。市の天然記念物。
2017年4月22日、再び7年ぶりに福島の桜を巡る旅に出かけます。先ずは「滝桜」を訪ねますが、既に満開を過ぎて花を散らし始めていました。逆に次に訪ねた「紅枝垂れ地蔵桜」は、丁度満開になった処。地蔵桜は滝桜より1週間程度開花が遅い様で、満開の桜を同時に見るのは難しい様です。「紅枝れ垂地蔵桜」の次に向かったのが、「上石不動桜」です。この桜の場所、滝桜や紅枝垂れ地蔵桜から離れていないのですが、前回は地図での位置設定が悪く訪ねる事が出来ませんでした。訪ねてみると、畑の奥まったところに小さな築山があり、その上に祀られた不動尊の脇に桜の木が植えられています。地蔵や不動など、土地の神様の脇には桜が植えられている事が多く、地元で大切に守られているからこそ、大木に育つのでしょう。上石不動桜もそんな桜の1本です。
2017年4月22日、 2019年4月20日
種 類
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枝垂桜
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樹 齢
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350年
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場 所
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福島県郡山市中田町上石館
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