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薄紅色の花が密集して咲く大桜

 山田川の東岸に自生する江戸彼岸で。かつては3本あった桜が、戦後に薪用に伐採されて1本だけが残った。辺りに障害物が無く、伸び伸びと枝を伸ばしている。花弁の多い花が密集して咲いていて、訪ねた時は丁度満開になったばかりで、淡紅色をしていた。ライトアップの設備はあるが、桜の場所示す看板は殆どなく、知る人ぞ知る桜。
 2023年3月末、好天の日を狙って北陸の桜を巡る旅に出かけました。この年は桜の開花が早く、例年は4月初旬に見頃を迎える北陸の桜が既に満開。仕事の段取りをつけて平日に出かけます。まず最初に訪ねたのが、「向野のエドヒガン」。畑の中を流れる小川沿いに立つ巨木で、残雪の山を背景にした桜が青空に映えます。ライトアップの設備はありましたが、花見の人は多くない様で、幹の近くまで入ることが出来ました。花弁を見ると、一般的な江戸彼岸より花の付き方が密な感じがしました。丁度満開になった処で花の色も濃く、良い時に訪ねることが出来ました。

2023年3月30日

種 類
江戸彼岸桜
樹 齢
100年以上
場 所
富山県南砺市野口