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左近の桜と言われる名桜

 山科市街地北側の高台にある、奈良時代に行基が開いた毘沙門堂の境内にある枝垂桜。、山門から覗く桜の花は、まるで絵画の様だ。桜は「左近の桜」としても有名で、「毘沙門堂の枝垂れ」とも呼ばれている。現在の桜は、寛文五年(1665年)に寺が再興されてから五代目の桜で、地面に着くほど枝を広げ、優雅で気品のある花を咲かせている。見ていて見飽きない桜だ。
 円山公園の桜を巡り「いもぼう」で昼食をとった後、午後最初に訪ねたのが山科にある「毘沙門堂の枝垂れ桜」です。2023年の3月26日に訪ねました。盆地地形の山科にあって、北側の山裾にある毘沙門堂。創建は703年と古い御寺で、本堂の前にある小山の様に丸い形をした枝垂れ桜が「左近の桜」とも呼ばれる「毘沙門堂の桜」です。1655年に寺が再興されてから代を重ねながら350年咲き続ける桜で、今は五代目で樹高は10メートルと、傍らに立つ説明版に架かれていました。京都には沢山の枝垂れ桜がありますが、地面から丸い小山の様に立ちあがる毘沙門堂の桜は見事の一言。小雨の降る天気でしたが、次回は是非青空の日に訪ねたいと思いました。

2023年3月26日

種 類
枝垂桜
樹 齢
150年
場 所
京都府京都市山科区朱稲荷山1