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醍醐桜

後醍醐天皇ゆかりの大桜

 山村の高台に立つ桜の巨木で、太い幹と扇の様な樹形が特徴の桜の巨木。御醍醐天皇が隠岐に流される時にこの桜を見て褒め称えたという云い伝えから「醍醐桜」の名前が付いた。桜の木は村のシンボルになっていて、村人の殆どが”春木さん”の苗字になっている。県の天然記念物。
 前夜最終の飛行機で岡山へ入り、朝一番で向かったのが岡山県真庭市の「醍醐桜」です。訪ねたのは2014年の4月10日。 海抜500mにある吉念寺集落の、見晴らしの良い高台に聳える一本桜で、樹齢は約1000年。アズマヒガン桜の巨樹で、遠くからも良く見ます。後醍醐天皇が隠岐島から戻る時に立ち寄った事から、醍醐桜の名が付いたのだと言われ、饅頭の様にこんもりとした枝ぶりで、丘の下から見上げると空を覆わんばかりでした。醍醐桜の周辺にも沢山の名のついた桜があり、その幾つかを回りました。どれもそれなりに立派な桜なのですが、醍醐桜を観た後では何か小さく可愛らしく感じられてしまい、改めて醍醐桜の立派さを実感しました。

2014年4月10日

種 類
江戸彼岸桜
樹 齢
1000年
場 所
岡山県真庭市別所2277