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三隅大平桜

平べつたく広がる大桜

 所有者である太平氏の先祖が馬をつなぐために植えたといわれる桜で、所在地の字名も大平だったことから「三隅大平桜」の名前が付けられた。若芽は彼岸桜だが、枝葉は山桜の特徴を持っているのが珍しい。幹枝が随分減ったというが、大きく横に伸びる枝ぶりが見事である。国の天然記念物。
 2018年の桜は、中国地方の桜で始まりました。羽田から山口宇部空港へ飛び、初日に青野山へ行く途中、国道9号線沿いに大勢桜見物の人で賑わっている場所を見つけました。徳佐八幡宮の参道で、青野山から萩へ向かう途中で車を停め、さっそく観桜に。両側に桜の木が並ぶ参道を歩く事が出来ました。萩城の桜も満開で、石垣と桜のマッチングは実に絵になる光景でした。
 翌日の4月1日早朝、まだ暗いうちに萩のホテルを出発し、一路東へ車を走らせます。三隅大平桜は石見西部広域農道から少し入った処にありますが、かなり手前から桜を示す標識が現れ、広域農道からのアプローチ道路には沢山の駐車場が整備されていました。ただ時間が7時前という事もあり人影は疎らで、お陰で充分桜を堪能することが出来ました。彼岸桜と山桜の交雑種と記されていましたが、巨体に薄紅色の花を一杯咲かせる姿は圧巻でした。

2018年3月31日

種 類
彼岸桜+山桜
樹 齢
660年
場 所
島根県浜田市三隅町矢原