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 2025年の桜旅は、3月の高知・愛媛の桜で始まりました。その後は若狭の桜、広島の桜、伊那の桜、奈良の桜と各地の桜を巡ります。今まで良い時期に訪ねられなかった「佛隆寺の千年桜」、「伊那西丸尾の桜」、「日光の金剛桜」等を満開で見れたのが印象的です。4月も後半に入り、初めて北海道の桜を訪問。松前の桜が丁度見頃でした。5月に道東の桜を巡りましたが、見頃の期間が短く旗の桜の難しさを実感しました。


2025年3月28日~30日 高知・愛媛

 2025年の桜旅は、四国で始まりました。最初に訪ねたのが、四国を代表する桜「ひょうたん桜」のある仁淀の桜村。ひょうたん桜は丁度満開になった処でした。御茶と地元で作られた大福を頂きながら、のんびりとした時間を過ごしました。その後、小川家の枝垂れ桜、中越家の枝垂れ桜を見てから土佐と伊予の国境に作られた可後森城の城跡を訪ねます。
 2日目は宿毛から大月の月光桜を訪ねたのですが、残念ながら未だ開花前。気を取り直して内子へと移動、枝垂桜の古木を巡り今治で2泊目。3日目は朝一番で、掌禅寺の金龍桜を訪問。樹齢400年の江戸彼岸桜が満開で、枝に塊となって咲く花は見応えがありました。この日も何カ所かの桜を巡り最後に訪ねたのが、南国市の八京の桜です。山奥の一角に、山桜が群生している場所があり、其処は天国の中に彷徨いこんだような景色が広がっていました。桜というと「はかなさ」をイメージしがちですが、それは染井吉野のイメージ。日本に自生していた山桜の印象は、正に「山笑う」です。そんな「山笑う」姿を実感した八京の桜でした。

瓢箪桜を見ながらの一服

小川家の枝垂れ桜

中越家の枝垂れ桜

月光桜は未だ蕾でした。

石忠美東の桜

禊の桜

野付の枝垂桜

松山市 うば桜

金龍桜

八京の桜

2025年3月31日、4月4日、4月11日 都内近郊の桜

 所要の為に午後を半休にして、その後の空いた時間で多摩の桜を巡りました」。最初に訪ねたのが青梅の梅岩寺。訪ねた時に丁度陽が差し込んできて、満開の枝垂れ桜を楽しむことが出来ました、その後は高尾に移動して、大光寺と高円寺を訪ねます。見事だったのが高円寺の枝垂れ桜で、境内から外江広がる枝振りが見事でした。その数日後、上野の国立博物館前にある園芸種の吉野桜を見に行ったのですが、こちらは数年前に枯死した様で、訪ねた日には後継の若木が植えられていました。また小石川庭園にも立ち寄ることが出来たのですが、多くの桜の木が葉桜になりかけていました。

梅岩寺の桜

大光寺の桜

高宴寺の桜

上野国立博物館の桜

小石川後楽園の桜

2025年4月5日 若狭の桜

 伊那の昼神温泉で山の会の年総会がある事から、桜を見てから宿に入る事にしました。開花情報を見ていると若狭の桜が見頃という事なので、初日は深夜1時過ぎに東京を出発。舞鶴の「吉田の枝垂桜」、小浜の「妙佑寺の桜」等を訪ねてから昼神温泉に移動します。翌日は深田久弥が茅ヶ岳の直前に登ったと伝わる「蛇峠山」への登山を計画したのですが、残念ながら朝から雨。飯田美術館の安富桜を見て解散となります。折角なので、飯田周辺にある「くよとの桜」、「舞台桜」、「石関桜」を訪ねてから帰京の途につきました。

吉田の枝垂れ桜

妙佑寺の桜

楊貴妃桜

清水の桜

くよとの桜

2024年4月8日・9日 広島周辺の桜旅

 4月の第2週に、広島周辺の桜巡りの旅に出かけました。広島県は庄原を中心に、一本桜の巨木がある地域です。今回も庄原の桜が主目的だったのですが、3月後半の寒波の影響で、庄原地域にある山桜の巨木は未だ蕾が固く、開花していません。直前の開花情報を確認して、広島では比較的早く咲く竹原の「宿根の大桜」を皮切りに、比較的早く開花する桜を中心に巡る事にしました。今回の桜旅で特に見事だったのが、竹原の「宿根の大桜」、湯山温泉の「竹下桜」、そして益田の「金山城の桜」です。今回見られなかった庄原地域の桜は、いつの日か訪ねてみたいと思っています。

宿根の大桜

深江の枝垂れ桜

神宮寺跡の蔵

久岡家の江戸彼岸

藤木の桜

粟ヶ段の桜

竹下桜

金山城山の桜

井川の桜

領家の枝垂桜

2025年4月12日 多気山の桜

カタリ会の第245回定期山行で、栃木県の多気山を訪ねました。登山口近くにある大谷観音を見学してから、登山口のある多気不動尊へと移動、登山道が始まります。緩やかな階段状の道を登ると、歩き始めて20分弱で展望広場に到着します。展望広場からは、満開の桜の向こうに関東平野を一望する事ができました。

2025年4月13日 伊那の旅

 4月第二週の日曜日は、小雨交じりの生憎の空模様。ただ、ここ数年見逃してきた伊那の桜が満開に近いという事で、雨具をもって出かける事にします。最初に訪ねたのが西丸尾の桜。樹齢400年を越える大桜で、幹が隆々としているのが印象的でした。その後「松源寺の門前桜」を訪ねてから伊北へ移動。「北殿の桜」、「上ノ平城址の桜」を訪ねる事が出来ました。青空が無かったのが残念です。

西丸尾の桜

西丸尾の桜

松厳寺の門前桜

北殿の桜

上の平城址の桜

2025年4月16日 奈良の桜旅

 奈良での所要にかこつけて、奈良宇陀の桜を訪ねる事にします。最初に訪問したのが「佛隆寺の千年桜」。この桜は奈良で最も遅く咲く桜で、何度か訪ねたのですが何時も開花が進んでいませんでした。今回はタイミングが良く、満開の千年桜を見ることが出来ました。その後は何か所か「宇陀地区の桜」を訪ねたのですが、殆どが葉桜。帰路に立寄った三多気で、桜は落花盛んながら、水を張った田圃との景色を観ることが出来ました。

佛龍寺の千年桜

佛龍寺の千年桜

又兵衛桜

三多気の桜

三多気の桜

2025年4月19日・20日 岩手の桜旅

 桜前線を追いかけて、東北の桜を訪ねる事にします。最初に訪ねたのが、盛岡の石割桜。石割桜は丁度満開になった処で、朝から観光バスで大勢の見物客が来ていました。その後、「小鴇清水の桜」、「八日市場の桜」、「鶴ヶ館城跡」等、花巻周辺の古桜を巡ります。午後は盛岡以北の「滝沢の一本桜」を訪ねましたが、残念ながら未だ開花前。盛岡市街が、訪ねた日の桜最前線の様でした。この日は、松川温泉・峡雲荘に泊まり、翌日は前沢近辺の「北舘桜」に立寄ってから、帰途につきました。

石割桜

小鴇清水の桜

八日市場の桜

鶴ヶ館城址の桜

北舘桜

2025年4月24日 日光輪王寺の桜

 日光にある輪王寺には、大輪の花を付ける樹齢500年の山桜があります。毎年開花を見計らって訪ねようとしていましたが、なかなかタイミングが合いませんでした。今年も開花が遅れていましたが、三分咲きから一気八分咲きとなります。平日でしたが午後を休みにして訪問すると金剛桜は満開。山桜にしては珍しく花弁が大きく、立派な花を付けていました。

2025年4月26日 松前・函館の桜

 北海道で一番早く桜の咲く、松前を訪ねました。松前城の桜は「南殿」や「染井吉野」が見頃を迎え、桜祭が開催されていました。お目当ての「血脈桜」も満開で、一本の木に染井吉野と南殿が咲く「夫婦桜」も満開でした。松前を代表するもう一本の桜「蝦夷淡墨桜」は未だ硬い蕾でしたが、桜見本園で沢山の種類の桜を見ることが出来ました。函館への帰路に「法亀寺の枝垂桜」に立寄りましたが、未だ3部咲といった処で見頃は来週になりそうでした。

松前城址の桜

血脈桜

夫婦桜

桜見本園

法亀寺の枝垂桜

2025年5月10~12日 道東・富良野・美瑛の桜

 道東の桜を巡る桜旅に出かけました。今回の目当ては、「野付小のチシマ桜」と富良野にある「上御料の一本桜」だったのですが、野付小の桜はここ10年で2番目に開花が遅れて未だ開花前。(5月12日に開花となりました。) 上御料の桜は落花後という残念なタイミング。ただ釧路の国道274号沿いの一本桜と、大雪遊水地の桜は丁度見頃でした。北海道は桜前線の終着点。年による開花時期の変動が最も大きくなる地域で、中でも「道東の桜は難しいな」と実感した旅となりました。

双子の桜

鶴居村の一本桜

富良野・上御料の桜

美瑛の桜

大雪湧水公園の桜

2025年5月17~18日 野付・根室・弟子屈の桜

 2025年桜旅の締めくくりに、道東を再訪問しました。12日に野付小学校の桜が開花した事を知り、前回訪ねた翌週の週末に再訪する事にしたのです。ただ13~15日に気温が上がり桜は一気に満開に。見頃は13~15日の3日間で、16日には落花が始まり、再訪した17日には赤い葉が目立つ様になっていました。北海道、特に道東の桜の見頃は恐ろしく花の見頃が短く、満開の桜を見る難しさを実感しました。翌日は根室と弟子屈の桜を再訪問してから、芝桜が奇麗な東藻琴公園と展望の美幌峠を訪問してから帰途に就きました。

根北峠の桜

野付小学校の桜

根室の清隆寺の千島桜

根室地方裁判所の千島桜

弟子屈の桜「合格の木」