２０１６年の紅葉旅は、９月の大雪に始まりました。夏山で足首を痛め、そのリハビリを兼ねた旅でもありましたが、大雪姿見の景色は素晴らしく、今年一番の紅葉となりました。翌日は支笏湖畔の丸駒温泉に移動、こちらは紅葉に少し早く、恵庭山の山頂付近が漸く色付き始めた処でした。　

　北陸地方の城を巡る旅では、岩間温泉と白山ホワイトロードで紅葉と出会いました。天気が良ければ丁度見頃だつたのですが、ホワイトロードを走った２日目は生憎のみぞれ交じりの天候で、折角の紅葉が、くすんで見えてしまったのが残念です。　

　東海地方を巡る城旅で、紅葉の城郭風景と出会いました。初日に三重の松阪城、名古屋城、岐阜城。二日目に岡崎城、長篠城を訪ねたのですが、紅葉という点では岐阜城の金華山が一番でした。　

　カタクリ忘年山行の下見で、奥多摩の今熊山を訪ねました。稲荷神社手前から一旦分岐まで戻り、新多摩変電所の脇にある作業道入口から登山道へと入ります。前日までの雨で、濡れた紅葉の落ち葉が溜まった道は滑りやすく、注意深く足を進てゆきます。雨で多くの葉が落ちる前は、錦秋の景色だったと思うのですが、冷たい雨が落ち葉を濡らしている道は、何かもの悲しさを感じる道でした。登山道へ入り約30分で山頂へ到着。此処からは、稲荷神社のある南へ下り周回コースを歩きました。