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 2017年の桜旅は、桐生の城山に始まりました。まるでチョコレート菓子「ポポロン」の様な色合いで山頂部分が桜でピンク色に染まる様は、見ているだけで笑みがこぼれてくる様な景色でした。
 福島で三春の滝桜に挨拶をした翌日は、会津の桜旅へ。前回葉桜だった千歳桜が丁度見頃で、古木ならでわの味わいを醸し出していました。この千歳桜で貰った地元の桜を紹介したパンフレットの御蔭で、新しい桜との出会いもありました。
(写真は会津の千歳桜)


2017年4月15日 桐生城山(柄杓山)

 2017年の桜は、カタクリ山行で訪ねた桐生の城山に始まりました。桐生の駅からバスで約15分、桐生女子校の停留所で降りると、山の山頂部分が桜色に染まった桐生城山が見えて来ました。それはまるで「チョコレート菓子のポポロン」の様な姿で、山頂部分だけが桜の木で覆われ桜色になっているという、何ともユーモラスな景色に、思わず笑みがこぼれてきます。
 登山口となっている日枝神社からクスノ木群を抜け、山頂に至る斜面に取り付くと間もなく、足元には躑躅の花が咲き、空は桜の花に覆われるという、まるで天国のような風景に出合いました。斜面一面に植えられた桜の木のを登る贅沢。花も満開で、少し風が吹くと花吹雪となり、正に桃源郷の様な桐生城山でした。

麓から見る城山

躑躅と桜の競演

斜面一面のる桜

桜の下の登山道

登って来た道を振り返ると..

2017年4月22日 三春周辺1(滝桜・地蔵桜)

 福島の桜を訪ねる時に先ず立ち寄る三春の滝桜。2012年に訪ねた時は4月18日、遅い春の雪に覆われていて、4月25日に再訪した時が丁度見頃でした。今年訪ねたのは4月22日でしたが、既に満開を少し過ぎていて、滝桜はその花を散らし始めていました。花の時期は難しい。。。
 続いて訪ねた地蔵桜。こちらは前回は未だ蕾で華が開く少し前でしたが、今日は丁度見頃を迎えた頃。地蔵桜は滝桜より1週間程度開花が遅い様で、同時に両方の桜が見頃というのは無いのでしょう。

滝桜

滝桜

滝桜

地蔵桜

地蔵桜

2017年4月22日 三春周辺2(雪村桜、天神夫婦桜、塩の崎大桜)

 紅枝垂地蔵桜の次に向かったのが、上石不動桜です。この桜の場所、滝桜や紅枝垂れ地蔵桜から離れていないのですが、前回は地図での位置設定が悪く訪ねる事が出来ませんでした。訪ねてみると、畑の奥まったところに小さな築山があり、その上に祀られた不動尊の脇に桜の木が植えられています。地蔵や不動など、土地の神様の脇には桜が植えられている事が多く、地元で大切に守られているからこそ、大木に育つのでしょう。上石不動桜もそんな桜の1本です。
 次に向かったのが雪村桜。三春の駅からも近く、国道脇には専用の駐車場まで設けられています。樹齢400年の枝垂桜。南面で陽が良く当たる場所だからでしょう。満開を少し過ぎたところで、花の色は白味がかっていましたが、それがまた背後の竹林に映え、水墨画の様で独特の雰囲気を醸し出していました。桜色の元気の良い桜も良いけれど、白味がかった雪村桜もなかなか味がるなと思います。
 雪村桜の後は、以前も訪ねた天神夫婦桜・塩の崎の大桜を訪ねました。何れの桜も満開直後といった感じで、以前より色が少し色が薄い様に感じます。今回驚いたのは、どちらの桜も近くに大きな駐車場が出来ていた事で、潮の崎の桜など、桜の木の周りに木道が設置されていて、近くに茶店まで出来ていました。2010年に来た時には、カメラを持った愛好家しか居なかったことを考えると隔世の感がします。

上石の不動桜

雪村桜

天神夫婦桜

塩の崎の大桜

乙姫桜

2017年4月23日 会津1(千歳桜、文殊院知恵桜、古御田の桜)

 甲子温泉の大黒屋で汗を流した翌日は、会津の桜を目指すことにしました。先ずは千歳桜。2010年に訪ねた時には時すでに遅く、緑の葉が勢いよく芽吹いている処だしたが、今年はタイミングがピッタリ。満開直前の花の色の濃い時期に行き当りました。樹齢700年の紅彼岸桜は樹形に趣があり、ずっと見ていて見飽きない桜です。
 この後、石部桜を訪ねる予定にしていたのですが、この日は地元の案内も出ていて、会津美里町の一本桜を紹介するパンフレットを配布していました。貰ったパンフレットを見ると、近くにも立派な一本桜が幾つもある様です。その中から、文殊院知恵桜、馬の墓の種まき桜、宮川の千本桜を訪ねましたが、特に素晴らしかったのが馬の墓の種まき桜。

千歳桜

千歳桜

文殊院知恵桜

古御田の桜

馬の墓種まき桜

2017年4月23日 会津2(馬の墓の種まき桜、石部桜)

 宮川の東側にわたり少し走ると、畑の中に饅頭の様な一本桜が見えたきます。馬の墓の種まき桜です。辺りが平らな畑で遮るものの無い大地に、すっくと立っている一本桜。樹齢300年のベニヒガン桜で、青空にピンク色の花が映えているのが美しい。折からの風に吹かれ辺りは花吹雪が舞うことも。千歳桜を訪ねた御蔭で、新しい桜と出会うことが出来ました。
 福島桜旅の締め括りは、石部桜。こちらも2010年以来です。根元で幹が8本に枝分かれしている御蔭で、特異な形をしており、桜の樹幹をくぐる様に遊歩道が設けられているのも面白く感じます。白虎隊の墓が近くにあることもあって、見物客も多い賑やかな石部桜でした。

馬の墓種まき桜

馬の墓種まき桜

石部桜

石部桜

宮川千本桜