九州は、個性的な温泉が多い地域で、これからも沢山の湯を巡りたい地域だ。
北九州の湯旅
伊都の湯処 2018年3月 日帰り
中九州の湯旅
黒川温泉 山河 2019年1月18日、22年3月18日 宿泊
以前から泊まりたかった黒川温泉の山河に漸く泊まれた。黒川温泉の中心からは離れている宿は一軒宿の趣があり、広い敷地の中は小川が幾筋も流れていて、正しく「山河」の趣がある。温めの露天風呂は長湯に丁度よく、男女別の屋内湯屋の他、3つの貸切風呂も特徴があって面白かった。食事も嗜好が凝らされていて、また泊まりたくなる宿が一軒増えた。
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壁湯温泉 福元屋 2017年11月 宿泊
個性的な温泉の多い大分県の中でも、壁湯福元屋は天然洞窟の自噴泉を有する特徴の際立った宿だ。神田川の渓流沿いにある洞窟の底から、ややぬる目のお湯がポコリと湧いている。最初はぬるく感じるが、渓流の音を聞きながら30分も浸かっていると、体の中からポッポと温まってくる。自然を感じながらの自噴泉での湯浴みは、温泉好きにはたまらない一時になることであろう。
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垂玉温泉 山口旅館 2015年3月 宿泊
阿蘇山に近づくと、烏帽子岳の中腹から噴煙が二か所から上がっているのが見える。じつはこれ噴煙ではなく温泉の湯煙。垂玉温泉と地獄温泉がその発生源で、何れも趣のある山中の一軒宿だ。北原白秋や与謝野鉄幹などの文人も逗留したこの旅館、設備も御湯も申し分無い。特に道路を挟んだ所にある「滝の露天風呂」は、茶色く染まった岩に囲まれ、滝を眺めながら湯浴みが出来る、極楽の場所だった。また訪ねたいと思っていたら熊本地震が発生。阿蘇山の土砂崩れで、現在旅館は休業中。一日も早い再開を願って止まない。
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久木野温泉木香湯 2015年9月 日帰り
米塚温泉阿蘇グランシャリオ 2015年3月 宿泊
別府鉄輪温泉夢たまて箱 2013年5月 日帰り
南九州の湯旅
栗野温泉 南洲館 2015年1月 宿泊
明治の政変で鹿児島へと下野した西郷隆盛が、明治9年に一カ月にわたり逗留し疲れを癒した湯治の湯、それが栗野温泉「南洲館」である。「南洲館」は栗野岳の中腹にある一軒宿で、裏手の山間からは温泉の湯気がモクモクと空へと立ち上っている。宿の周囲では、地面から直接湯が沸き出て溜まっている処がある程に、温泉の力が強い場所だ。ここでは硫黄泉、明礬緑礬泉の濁り湯、蒸し風呂の異なる温泉を楽しむ事が出来る。
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吹上温泉 みどり荘 2015年1月、16年10月、18年2月、19年1月宿泊
鹿児島市から薩摩半島を横断して吹上浜へ出た所にあるのが、吹上温泉みどり荘である。自然林に囲まれ、穏やかな水面を見せるみどり池の脇にある。小鳥のさえずりと、時折湖面を揺らす魚の音が静寂を破る、何とも落ち着いた場所だ。ここの御湯が温泉が素晴らしい。とろっとした肌触りで、此処に来るために遠出をしたくなる程だ。またこの宿は、第二次世界大戦中に特攻隊員が出撃前の休養の地とした場所で、池のほとりに立つお堂では、今でも戦場に散った特攻隊員の霊を慰めている。
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