大洞山・尼ヶ岳(三重)
2020 年11月27日
大洞野営場駐車場8:05→スカイランド大洞8:15→登山口8:30→大洞山8:50~9:00→雄岳9:15→倉骨峠9:45~50→トラバース道分岐10:18→尼ヶ岳10:32~54→トラバース道分岐11:05→倉骨峠11:28~38→スカイランド大洞12:15→大洞野営場駐車場12:32
倶留尊高原で登っていなかった大洞山と尼ヶ岳を訪ね。大洞山の東側山麓には「スカイランド大洞」というキャンプ場やテニスコートを備えた施設があるが、訪ねた11月後半には閉まっている。施設の少し下には大洞野営場があり、ここの駐車場が利用できた。
大洞山から尼ヶ岳への縦走路は、結構アップダウンがあった。広々とした尼ヶ岳の山頂は展望も良く、気持ちの良い場所であった。帰路に通った大洞山の東山麓を捲く「石畳の道」は、苔が美しく木霊が出て来そうな趣のある道で、新緑の季節に再訪してみたい場所だ。晩秋の山景色を楽しみながら2山に登れた山旅となりました。
上の写真:麓のキャンプ場より大洞山。 下の写真:大洞山東側の苔生した登山道。
天上山(神津島)
2020 年11月21日
黒島登山口8:00→オロシア石塁8:35~40→表砂漠9:05→天上山最高点9:16~30→天空の丘9:45→真東京百景9:55→表砂漠10:07~20→黒島山10合目10:35→黒島登山口11:02
以前から登りたいと思っていた神津島の天上山を、漸く訪ねる事が出来た。初日は小雨交じりの天気だったが2日目は天候が回復。青空の黒島登山口へと向かう。
黒島登山口からは、階段状になっている九十九折り急登で、高度を一気に上げる。みるみる展望が開けるのが心地よい。10合目にあたる黒島山頂からは、台地状の山頂部にある平坦な道を進むことになる。やがて低木帯の先に、「砂漠」と名付けられた荒涼とした景色が現れた。表砂漠を左に分岐し、山頂を目指い。壮大な景観を楽しみながら辿り着いた山頂からは、真青な太平洋を一望する事が出来た。気分の良い山頂だった天上山。
この山をもって、関東百名山を完登、新日本百名山も97座目となりました。
上の写真:多幸港より天上山を見上げる。 下の写真:青い海の展望が広がる天上山の山頂。
八王子城山・富士見台(奥多摩)
2020 年11月14日
八王子城址バス停9:50→登山口9:55→八合目ベンチ10:05~20→八王子神社10:30~35→本丸展望台10:38~40→詰めの天守11:05~15→富士見台11:30~12:25→三体地蔵13:20~40→地蔵峠登山口13:50→駒野木バス停14:25
カタクリ会の定期山行で、北高尾の富士見台を訪ねた。先週の下見の時とは大違いで、暖かで秋晴れの広がる登山日和になる。八王子城山、天守台を経由して辿り着いた富士見台の頂からは、富士山がはっきり見る事が出来た。
感染症対策で、山頂での焼肉パーティーは出来なかったが、一人分づつパックされたチルドの煮込ハンバーグ等を肴にして、山頂での一時を楽しんだ。暖かな日差しのもと、落ち葉を踏みながら、のんびりと秋の里山を堪能した一日となりました。参加した皆さん、お疲れさまでした。
上の写真:富士見台からの眺め。今日は富士が見えた。 下の写真:富士見台にて。
岩湧山(大阪)
2020 年11月12日
p1駐車場7:45→岩湧寺7:55~8:05→7/13地点8:25~8:30→稜線分岐8:50→岩湧山9:00~9:10→稜線分岐9:18→岩湧寺9:40→p1駐車場9:50
晩秋の晴れ間を狙って、大阪南部の岩湧山を訪ねた。岩湧山は、大阪と和歌山の境に横たわる和泉山脈第二の高峰でもある。大阪側の河内長野市にある「岩湧寺」まで車で入り、此処から山頂を目指した。
登山道は良く整備された階段状の道で、稜線迄は1時間弱の行程で、稜線へ出てからは10分程度で展望の山頂へと辿り着く。山頂部は樹木が無く、一面のカヤトが波打つ開放的な頂きだった。一面のススキの間から北に河内平野、西に大阪湾、東に金剛山の大展望をしばし堪能。今回は麓との往復だったが、何時の日にか岩湧山の頂を通って東西に伸びる「ダイヤモンドトレイル」を、のんびりと歩いてみたいものである。
上の写真:カヤトの原となる山頂部。 下の写真:岩湧く山の山頂にて
八王子城山・富士見台(奥多摩)
2020 年11月8日
八王子城址バス停7:40→登山口7:50→八王子城山8:15→天守8:30→富士見台8:50~9:10→太鼓尾根分岐9:30→地蔵峠登山口10:10→駒野木バス停10:20
カタクリ会山行の下見で、八王子城山・富士見台を訪ねた。高尾駅から城山城址行の始発バスに乗り、7時30分に八王子城址公園に到着。早速登山道を歩き始める。本丸跡までは、幅の広い歩き易い道だったが、本丸を過ぎると登山道らしくなってきた。歩き始めて1時間少々で、富士見台へ到着。樹林の間から西側の視界が開けていて、天気が良ければ富士山が見える筈なのだが..、思いの雲が多く富士の姿を拝む事は叶わなかった。
上の写真:富士見台からの展望。富士は見えなかった。
烏帽子山(熊野)
2020 年10月31日
栂の平橋9:22→林道終点登山口9:28→俵石分岐10:09~10:14→コノカツ岩11:00→烏帽子山11:19~36→コノカツ岩11:49~52→俵石分岐12:23~33→林道終点登山口13:06→栂の平橋13:11
烏帽子山は那智大滝の北東にあって、大滝に注ぐ流れの源である那智山塊の主峰で、海側から見ると山頂直下の帽子岩が烏帽子の様に見える事から、その名前が付けられたという。麓には熊野古道の枝道が通じ、熊野川沿いから那智大滝へと向かう「那智詣の古道」が今も残っている。高田集落先の林道終点から、この那智古道を廃村となった俵集落まで辿り、分岐から高度を上げて山頂を目指した。
古道部分は概ね平坦で、所々の道脇には苔生した石垣が残っていた。古の賑わいに思いをはせながら静かな古道を歩くのは趣がある。俵集落の先にある分岐点から山頂を目指したが、コツカノ岩を過ぎると大きな岩を越えて進む様になる。道は赤テープを辿る少々頼りない道だったが、良く踏まれていて間違える事はないだろう。歩き始めて2時間弱で、烏帽子山の山頂に到着。展望は熊野側に僅かに開けただけであったが、なかなか充実した山旅が出来た事に満足した山頂であった。
上の写真:苔生した那智古道を進む。 下の写真:山頂近くの展望台から眺めた熊野灘
御飯岳(上信)
2020 年10月29日
毛無峠9:50→毛無山10:00~05→御飯岳10:50~11:00→毛無山11:40→毛無峠11:50
上信国境の御飯岳を訪ねた。群馬県側、長野県側と晴れマークで展望の稜線歩きを期待したのだが、峠から先の登山道は、冷たい風が吹き付け、霧がかかり展望が無い。冷たい風に、厚手のセーターを着こんで歩き始める事にした。鉱山跡の峠からひと登りで毛無山へと上がる。毛無山の山頂から御飯岳の方向は笹が茂り一瞬藪漕ぎかと思ったが、正しい道は毛無山の山頂手前から左手に延びていた。
毛無山から御飯岳への道は、翌狩払いがされていて概ね歩き易い道が続く。途中の小ピークを越える辺りの道が少し心もとなかったが、峠から1時間弱の行程で御飯岳の山頂に着くことが出来た。当初は峠から土鍋山へ登り返して、展望を楽しむ予定であったが今回は断念。いずれ天気の良い時に、展望を楽しみに来たいものである。
上の写真:毛無峠付近。 下の写真:御飯山の山頂にて
稲包山(西上州)
2020 年10月24日
鳥居峠11:05→鳥居11:11→稲包山11:48~12:48→鳥居13:03→鳥居峠13:08
カタクリ会の定期山行で、西上州の稲包山を訪ねた。今年のカタクリ会定期山行は、2月に湯河原城山に登って以来、新型コロナ感染症の影響で中止が続き、8ヶ月ぶりの開催だ。参加者は12名。感染症対策を取りながら、車に分乗して登山口の鳥居峠へと向かう。
稲含山は標高1300mを越える頂だが、麓の集落から続く林道で高度を稼ぎ1050m付近が登山口になっている。ここからの標高差は約300m。林道の登山道を歩いて5分程で赤い鳥居が現れる。鳥居を過ぎると急登が始まる。ただ登山道は歩き易く、傾斜のある岩の足場には鎖が設けられていて、危険な処は無い。紅葉を楽しみながらゆっくり歩いても1時間程度で山頂に到着できる。山頂からの展望は素晴らしく、近くに赤久縄山や御荷鉾山、南には奥秩父の山々、西には浅間山と展望が素晴らしい。秋晴れのもと、紅葉の山景色を楽しむ事が出来た稲包山であった。
上の写真:林道より山頂を見上げる。 下の写真:稲包山の山頂にて
稲包山(高知)
2020 年10月21日
ダム湖駐車場11:50→登山口12:02→稲叢山12:48~13:00→四差路13:15→ダム湖駐車場13:50
紅葉の季節に、四国の稲叢山を訪ねた。ANAの有効期限真近のマイルと、gotoを使った宿泊を組み合わせての山旅だ。初日は高知空港へ予定より早く着き、9時30分にはレンタカーで出発。登山口へは昼前に着いた。ただ高知空港で見た青空は無く、山には雲がかかり始めている。夕方から雨の予報だったが、早い時間から天気が崩れる事も考えられ、ダム湖から最短のコーカスで山頂を目指した。直登ルートで1時間弱で、稲叢山の山頂に到着。丁度二人連れの登山者が山頂で写真を撮っていている処だった。四国山地が一望できる山頂なのだが、展望が開けないのが残念だ。下山路は歩き易い送電線の巡視路を利用して登山口へと降りた。
写真:山頂の祠と標識 到着
オロフレ山(北海道)
2020 年10月18日
オロフレ峠12:27→山の神12:46→オロフレ山13:20~35→山の神14:05→オロフレ峠14:30
今年初めての北海道の山として、オロフレ山を訪ねた。朝の飛行機で千歳空港へ着き、レンタカーで登山口となっているオロフレ峠へ。峠から、良く整備された登山道で山頂を目指す。アプローチも良く登り易い山でで、この日も沢山の登山者が訪れていた。紅葉は、オロフレ峠へ登る車道の途中が丁度見頃で、オロフレ峠からの登山道は、丁度木々が葉を落とした処の様だった。寒さを予想したが、秋晴れの下で風も無く、寒さは感じなかった。
快調なペースで歩く事1時間で山頂に到着。展望の良い頂からは、南に太平洋、東は樽前岳、北はホロホロ岳から徳峻別岳と、360度の大展望を楽しむ事が出来た。今年はコロナの御蔭で夏に北海道の山を訪ねる事が出来ず、今回が唯一の北海道の山となりそうだ。そんな中で天候にも恵まれ、秋の山景色を堪能する事が出来たオロフレ山。山は逃げない。来年また、北海道の山を訪ねることにしよう。
上写真:山の神付近よりオロフレ山、下の写真:オロフレ山の山頂
禿山(宮城)
2020 年9月29日
花立峠8:47→四合目9:25~40→八合目10:05~10→禿岳10:25~35→四合目11:05~15→花立峠11:45
久し振りに登山口を新調した。その履きならしを兼ね、簡単に登れる天保の良い山で、前日の天気予報で晴れの予想になっていた禿岳を訪ねた。登山口の花立峠には、予定どおり8時半前に到着。ただ天気が今一つだ。峠より少し上は霧がかかっていて、視界が効かない。歩いているうちにガスが抜ける事に期待したが、残念ながら山頂に着いた時も視界が開けなかった。
履き初めの登山靴は、最初の30分位は土ふまづが当たる感じがしたものの、四合目で一本立てる頃には足に馴染んできた。登山道は良く整備された歩き易い道だったが、四合目から六合目の間は滑りやすい坂道で、靴を新しくしたお陰でグリップが効くのが実感できた。展望は無かったものの、マツムシソウ等の秋の花々も咲いていて、展望が無かったのは残念だったが、初秋の山旅を楽しむ事が出来た禿岳であった。
上の写真:花立峠の登山口。 下の写真:禿岳の山頂
難題山(茨城)
2020 年9月27日
道祖神峠11:24→難台山12:10~20→道祖神峠13:00
前日に日立の神峰山を下山してから、安達太良山麓の新野地温泉へ移動、湯浴みを楽しんで逗留。山旅2日目、天気が良ければ安達太良周辺の山を歩こうと思ったが、濃い霧が山を覆っていた。結局2日目も茨城の山によって変える事にした。訪ねたのは、笠間の南にある難台山。車で道祖神峠まで入り、此処から稜線伝いに山頂を目指した。
登山道は良く整備された道であったが、低山の割にアップダウンの激しい道で、前日の雨で斜面が濡れていて、登りより下りに気を使った。山頂は南に展望が開けるはずなのだが、今日も霧に包まれ展望は無し。しっとりとした森を「雨また良し」の感覚で、のんびりと歩いた2日間になった。
上の写真:縦走路の登り道。 下の写真:難台山の山頂。
神峰山(茨城)
2020 年9月26日
高鈴林道入口7:45→日鉱記念館前ゲート7:58→登山道入口8:10→縦走路出合8:15→神峰山8:40~45→縦走路出合9:08→登山道入口9:11→日鉱記念館前ゲート9:22→高鈴林道入口9:32
夏の終わり夏山の終わりに、安達太良山系の最高峰である箕輪山に登り、登山口にある新野地温泉で汗を流そうという山旅を立てたが、台風12号の残した湿気で高山帯の天気が良くない。安達太良には何回も登っている事もあり、箕輪山は展望の良い日に再訪する事にして、温泉への道すがら登る山を探す。天気予報の降水分布図で、雨の印の無かった茨城で、何れは登ろうと思っていた「神峰山」という里山を訪ねる事にした。
登山口は日鉱記念館前の舗装道路を上がった処にあるが、近くに車を停める場所が無かった。歩いて10分程下の林道入口脇に車を停め、登山口へと向かう。ゲートを越えて10分ほど歩くと登山道入口の標識が現れ、其処から5分程で高鈴山との縦走路に出る。縦走路に出てからは歩き易い道を辿る事30分弱で神峰山に辿り着いた。かつて水戸光圀が登り、「朝日が立ち上がる光景は領内一」と言った処から、麓の街の地名が日立となった云われの山頂で、神社の祠が建っている。天気が良ければ太平洋が望めるのだろうが生憎の天気。眼下に日立の街を望める景色を想像しながら山頂を後にした神峰山であった。
上の写真:縦走路出合い。、 下の写真:神峰山の山頂
八島湿原・車山(霧ヶ峰)
2020 年9月15日
八島湿原 6:25~8:10、 車山 9:40~10:30
夏の終わりの山景色を求めて、霧ヶ峰を訪ねた。諏訪から霧ヶ峰にあがり、最初に訪ねたのが八島湿原。駐車場からトンネルを潜り湿原に出ると、湿原は霧に覆われていた。太陽が昇るにつれて霧は薄くなり、黄金色になった草紅葉が見渡せるようになってきた。快晴で全部見える湿原も良いが、霧に包まれた湿原もまた趣がある。
湿原散策の後、車山高原に移動する。リフトを乗り継いで、霧ケ峰高原最高標高の車山へと上がる。この頂は今回で3回目になるが、リフトで上がったのは初めてだ。眼下に白樺高原と女神湖が見え、如何にも高原に来たという感がある。リフト頂上駅から山頂までは数分で登れる。日本100名山の頂きにしては、余りに簡単に登れる。でもこれが霧ヶ峰の良い処なのだろう。この頂に立ち山景色を眺め、他の頂に登ってみたいと思う人がいれば、それで良いのだ。
上の写真:朝霧の八島湿原、 下の写真:車山より霧ヶ峰
黒伏山(山形)
2020年8月18日
駐車場7:54→仮設橋7:59→中間点8:45~55→林道分岐9:24~32→屈折点9:58~10:08→黒伏山11:42~52→屈折点11:16~26→林道分岐13:42~52→中間点12:26~36→仮設橋13:06→駐車場13:10
全日の天気予報で、気温が比較的上がらない場所を選び山形の黒伏山を訪ねた。大変だったのが登山口の特定だった。スノーパークの舗装道路から林道を下った処に登山ポストがあるのだが、舗装道路側に標識が無い。山のガイドには「スキー場駐車場の最奥に案内板がある」とあり、小一時間も探してしまった。結局ヤマレコの記録から林道を進む事にして登山口を見つけた。
登山道は3キロ程の水平道を東に進み、分岐から一気に山頂を目指すのだが、大変だったのは分岐から先の道だった。ブナ林の中を一直線に登るのだが、土が滑り易い急坂で、トラロープを頼りながらなんとか登り終えた。南壁の頭で稜線部に出ると眺めが良くなり、程なく山頂に到着する。山頂からの展望が無いのが少々残念だが、ブナ林を歩く楽しさを充分実感させてもらった黒伏山であった。
上の写真:駐車場より黒伏山。 下の写真:黒伏山の山頂。
大尽山(青森)
2020年8月13日
自然歩道入口6:15→林道合流6:43→大尽山登山口7:02~08最後の沢7:57~8:05→一体地蔵8:19~30→大尽山9:00~10→一体地蔵9:33→最後の沢9:43~53→大尽山登山口10:34~40→林道出合11:00→自然歩道入口11:28
死者の霊が帰る霊場として、広くその名を知られる恐山。その恐山から宇曽利湖を挟んで見える三角錐の山が大尽山である。初日は青森南部の名久岳と階上岳に登り、横浜まで北上。横浜町の海岸から、陸奥湾越しに恐山の山々を眺めた翌日、恐山のある宇曽利湖側から大尽山の山頂を目指した。
上の写真:三途の川に架かる太鼓橋から見た大尽山。
階上山(青森)
2020年8月12日
大開平駐車場12:05→階上岳12:24~28→大開平駐車場12:42
名久井岳を下山後に、東へ移動し訪ねたのが階上岳である。当初は麓の登山口から登る予定だったが、気温が30度を超え麓は風が無く熱気の中を歩くことになりそうだ。車道が山頂近く迄伸びていることから、大開平まで車で上がり此処から山頂を目指す事にした。大開平の駐車場の上には広場があり展望台が設けられていた。赤い鳥居を潜って遊歩道を15分程歩くと再び赤い鳥居が現れる。祠の裏側が山頂になっていて、西側に向かって展望台が設けられていた。青森県で最初の三角点が置かれた山頂だけあって展望の良い気持ちの良い山頂であった。
上の写真:階上岳の山頂。
小川山(奥秩父)
2020年8月1日
瑞牆山荘6:18→富士見平6:55~7:10→小川山分岐7:25→造林小屋跡7:50→八丁平8:13~23→2290ピーク9:15~25→廻目平分岐10:10→小川山10:13~26→廻目平分岐10:29→2290ピーク11:08~18→八丁平11:55~12:05→造林小屋跡12:22→小川山分岐12:43→富士見平12:58~13:08→瑞牆山荘13:35
奥秩父の山というと、シラベやコメツガの鬱蒼とした樹林が広がり、林床は苔が覆っている森が延々と続いているイメージがある。300名山を登っていた頃、2004年8月に訪ねた白石山(和名倉山)が、その代表ともいえよう。白石山が奥秩父山塊の東の端にあるのに対して、西の端にあって同様に深い森に覆われた頂が小川山で、以前から訪ねたいと思っていた。実は2012年の11月に廻り目平から登ろうとしたが、途中で登山道が判らなくなり撤退した苦い記憶もある山でもある。今回はコースタイムは長いもの、比較的道が安定している瑞牆山荘からのルートで頂を目指すことにした。
小川山への登山道の特徴が出るのは、瑞牆山への登山道を分けてからだ。苔生した斜面の深い森の中を登っていくのが、何とも言えない。八丁平から先は、北へ向きを変えて山梨長野県境の、中央分水嶺の稜線を辿る事になる。処所でで大きな岩が現れ、時には捲いて、時には岩の割れ目を登りながら高度を上げていく。平坦な場所ではシラベやコメツガの森が広がり、足元には苔が生している。なんだか木霊が出て来そうな森だ。
登山口から歩く事4時間弱、漸く小川山の山頂に到着した。三角点と標柱がある山頂は、辺りをシャクナゲの木々が多い展望は無い。深い森に包まれた、いかにも奥秩父の頂らしい山頂だ。静かな森と苔生した林床を進む登山道歩きが出来る小川山。静かな森を楽しむ山歩きの楽しさを再認識した小川山であった。
上の写真:苔生した森を進む。中の写真:中央分水嶺を進む。下の写真:小川山山頂。