関東甲信越地方は、東京からだと出かけ易い地域で、気軽に訪ねられる湯の多い湯旅です。 (2015年以降の記録です)
関東・山梨の湯旅
奥塩原温泉 渓雲閣 2022年11月26日宿泊
塩原の温泉街から、日塩もみじラインで10分ほど上がった処にある奥塩原温泉。その中の一軒の宿が渓雲閣である。もみじライン沿いに立つ宿で、部屋数18のこざっぱりとした宿だ。温泉は硫黄泉で、男女別の展望風呂と、露天の貸切湯が二か所設けられていた。湯の質がなんとなく違うように感じ、貸切露天の湯は、何か肌が引き締まったようにも感じた。宿が斜面に立っている為に貸切湯も展望が開け、景色を見ながらの湯浴みが楽しめた。
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貸切露天風呂。
大丸温泉 大丸温泉旅館 2021年11月20日宿泊
大丸温泉には50年近く前に、祖母に連れられて来たことがある宿だった。今年再訪の計画を立てるも、予約した1月と8月は緊急事態宣言で急遽キャンセルに。11月になり漸く訪ねる事が出来た。日帰り客のいる15時までは少し混んだ感じがしたものの、それ以降は広い温泉を存分に楽しめた。特に御湯が川になって流れる中に設けられた露天風呂は圧巻で、何度も入りに出かけた。
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湯が川になって流れる露天風呂。
法師温泉 長寿館 2017年1月 宿泊
法師温泉のシンボルになつている、鹿鳴館風大型湯殿「法師之湯」。きっと誰もがその写真を一度は目にしたことがあるのではないかと思うこの温泉、実は自噴泉で、底に敷かれた玉砂利の下から、ポコポコとお湯が沸いている。この「法師之湯」があるのが法師温泉長寿館で、明治8年に開設された歴史ある宿だ。玄関横の囲炉裏から客室の障子まで、歴史と趣のある建物が大切に使われていて、旅情を掻き立ててくれる温泉。それが法師温泉である。
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尾瀬かまた温泉梅田屋旅館 2003年5月 日帰り
新潟の湯旅
貝掛温泉 2019年12月7 宿泊
冬の城旅で2019年の締めくくりの温泉となったのが、上越国境を越えた処にある貝掛温泉である。この温泉は以前から知っていて、随分前に山から下山した後に入浴しようと思ったものの、日帰り入浴が1500円で入るのを止めた記憶がある。この貝掛温泉の源泉は目に良いと言われ、たっぷりと注がれている温い御湯に目を何度か目を浸したが、とても気持ちが良かった。源泉のぬるい御湯と、加温された御湯を交互に浸かりながら長湯が出来るのも大きな魅力だ。
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栃尾又温泉 自在館 2018年6月16日 宿泊
新潟の山旅で泊まったのが、栃尾又温泉自在館である。栃尾又温泉は小出から東に入った処にある温泉で、その起源は古く、養老年間(約1300年前)に僧行基が発見したとの言伝えも残っている。此処の御湯の特徴は、ラドンの含有率が高いことで、古くから療養の為に湯治に訪れる人が多かった。温泉は貸切湯が3つと、共同浴場にもなっている御湯が3か所ある。共同浴場にもなっている湯舟は、36度の源泉と源泉を加温した浴槽が設けられていて、交互に入浴する事で代謝を促す効果も期待できそうだ。
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以下、記録を整理中です。
長野の湯旅
仙仁温泉 岩の湯 2020年7月3日、21年6月19日、22年6月17日 宿泊
以前から一度泊まりたいと思っていた仙仁温泉に、漸く泊まることが出来た。飯坂の町から山間に入った処にある一軒宿で、温泉巡りを楽しみたい者には夢のような宿であった。温泉は、奥行きが30mもある洞窟風呂の他、男湯、女湯、屋内と露天に2つの湯殿を持つ貸切風呂が3つ、他に家族風呂がある。何処も意匠が凝らされていて心地よい空間になっていた。食事も、料亭で頂いているように素晴らしい。沢山ある休息所や、各部屋に置かれたソファー等、心地よく過せる仕掛けに溢れた宿であった。
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白骨温泉 笹屋 2019年11月22日、2022年4月9日 宿泊
青白い御湯で有名な白骨温泉。乳白色の御湯は強酸性である事が多く、肌への刺激が強い事が多いのだが、白骨の御湯は弱酸性で「柔らかい」感じがする。中でも温泉地の一番奥にある「笹屋」の御湯は、小梨平から湧き出す清楚な御湯で、乳白色ながら「さらっと」した感じが特徴で気持ち良い湯浴みが出来た。湯殿は男女別の内風呂と貸切露天風呂の3つしかないが、客室が全部で10しかなく、混む事は無い。湯の成分で周囲が盛上がった湯舟は、御湯の濃さを物語っていた。食事も地元の食材が丁寧に調理されていて、とても美味しく頂くことが出来た。
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白骨温泉 丸永旅館 2018年8月4日 宿泊
上高地への拠点である沢渡から、湯川渓谷を南へ入った処にある白骨温泉は、青白く白濁した湯で知られる山間のいで湯だ。十数軒の湯宿があるが、丸永旅館は中でも最も小さな宿の一つで、素朴な山のいで湯の姿はを良く留めている。源泉は下の「泡の湯」と同じ源泉が男女別の内風呂と露天風呂に、上の「笹屋」と同じ源泉が貸切風呂に引かれており、湯質が若干違うのが面白い。湯舟の淵に盛り上がる湯垢が、御湯の濃さを物語っていた。食事も山間の素材が丁寧に調理され、豪華では無いが美味しく頂く事が出来た。
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小谷温泉 山田旅館 2018年7月、2019年4月、2022年10月 宿泊
新潟県と長野県の県境、小谷から妙高へ向かう県道をかなり入った処に、小谷温泉・山田旅館がある。この宿は江戸時代に建てられた本館や、大正時代に建てられた建物等の6棟が、国の登録有形文化財に指定されている風情のある宿だ。御湯がまた素晴らしく濃い温泉で、内風呂には湯の成分が何層にも固まった湯垢の柱が置かれていた。今も湯船に滝の様に落ちる御湯の滴が壁沿いに落ち、湯垢の柱が鍾乳石の様な太さになっていた。内風呂の他、建物から張り出した屋根付きの展望風呂も、景色を楽しみながらの湯浴みが出来る心地よい場所だった。
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高峰温泉 2017年8月26日 宿泊
浅間山の西側にある車坂峠から、湯の丸高峰林道を西へ少し入ったところにあるのが、「雲上の湯」高峰温泉である。ここの温泉には何処にもランプが灯され、ランプの宿であった頃の姿を忍ばせている。御湯は硫黄を含んだ乳白色の湯で、優しい肌ざわりだ。この温泉矢の一番の御湯は、何と言っても宿の外に設置された「雲上の野天風呂」標高2000mからの景色を楽しみながらの湯浴みは、山好きにはたまらない御湯だ。
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