赤星山 (四国)
2018年11月24日
野田登山口7:05→機滝7:35→豊受分岐7:50~8:00→滝道分岐8:15→千丈滝8:40→本道合流8:50~9:00→赤星山山頂10:00~25→梯子11:00~05→滝道分岐11:10→滝道合流11:30→豊受分岐11:45→機滝11:55→野田登山口12:15
赤星山は海岸線から6kmしか離れていないにも関わらず、標高が1500m近くもある頂だ。四国北部を東西に走る中央構造線のなせる業であるが、山の北斜面は平地から一気に立ち上がっている。お陰で北面を流れる川は急流で、見事な滝が沢山存在していた。
林道終点からの登山道は、沢を渡り返しながら高度を上げていく。石が丁寧に置かれていて、歩き易い道を登っていくと、機滝、紅葉滝、布引滝、玉簾と、滝が連続して現れる。途中から千丈滝を通るルートを取ったが、このサブルートは少し荒れていた。最後の斜面を登り切った山頂からは、眼下に瀬戸内海、背後には石鎚山系の山壁が望む事が出来た。
上の写真は、背後に石鎚山系の山並みが見える赤星山の山頂。下の写真は機滝。
天狗塚 (四国)
2018年11月23日
西山林道登山口8:45→1476小ピーク9:20~25→天狗峠10:10→天狗塚10:30~35→天狗峠10:20→1476小ピーク11:20~25→西山林道登山口11:50
四国剣山系の、西の起点にある天狗塚を訪ねた。西山林道の登山口は既に標高1100mの標高があり、飛ばされた霧氷が宙を舞うような寒さ。防寒を整え登り始める。植林帯からダケカンバの樹林帯を抜ける頃には、木々の枝に霧氷が付く様になった。振り返ると、霧氷越しに祖谷の谷が望める。斜面のコメツツジは、霧氷を纏い白い団子の様だ。
天狗峠まで上がると一気に視界が開け、ピラミダルな天狗塚が真近に望める様になる。一旦鞍部に下り天狗塚の山頂へ。見渡す限りの山景色。四国は山国である事を実感すると供に、山頂の冬の訪れを体感した天狗塚。今年初めての綺麗な霧氷が印象的な山となった。
上の写真は天狗峠より天狗塚。 下の写真は、天狗峠手前の斜面より霧氷と東祖谷谷。
蛇谷ヶ峰 (滋賀)
2018年11月11日
- 林道終点9:00→登山口9:20→ベンチ広場9:35~40→カツラ谷コース分岐10:10→稜線分岐10:20→雪彦山10:25~30→稜線分岐10:35→カツラ谷コース分岐10:40→ベンチ広場11:00~05→登山口10:15→林道終点11:30
若狭湾の虹島温泉に泊まった翌日、京都へ向かう途中にある手頃な山という事で、蛇谷ヶ峰を訪ねた。登山口付近は県立公園となっていて、紅葉が丁度見頃だ。尾根に付けられた登山道は階段状の場所が多いが、視界が開ける場所が多く気分よく登る事が出来た。山頂部の展望は素晴らしく、眼下には琵琶湖、稜線の先には武奈ヶ岳を望める伸びやかな山頂は、とても気持ちの良い場所であった。
蛇谷ヶ峰の山頂。
雪彦山 (兵庫)
2018年11月10日
- 登山口駐車場7:30→展望岩7:55→出雲岩8:25~30→大天井岳8:55~9:00→地蔵下降分岐9:15→雪彦山9:0~45→地蔵下降分岐10:10→地蔵岳分岐10:20~25→展望台10:40~45→虹ヶ滝合流10:50→登山口11:30
3年前の11月に、近くまで訪ねるも降雪から断念した雪彦山に、漸く登ることが出来た。登山道はいきなりの急登で始まるが、正面登山道の真骨頂は、出雲岩を過ぎてからの岩壁をへつる登山道である。大天井の頂を踏んでから、三角点ピークを往復。地蔵岳近くを通る下降路も、なかなかのものだった。
展望し岩から見た雪彦山の大天井岳。
鎧岳・兜岳 (奈良)
2018年11月3日
葛テニスコート9:20→林道終点9:30→作業道分岐9:45→稜線9:50→兜岳10:20~30→稜線10:50→作業道分岐10:55→峰坂峠11:00→鎧岳11:20~25→峰坂峠11:40→作業道分岐11:45→林道終点11:55→葛テニスコート12:05
300山を追っていた頃、倶留尊山を登りに曽爾高原を訪ねた際に見た、特徴的な形をした二山が鎧岳と兜岳である。何時の日にかと思っていたのが漸く実現できた。一見すると鎧岳の方が手強そうだが、歩いて見ると兜岳の方が急坂の連続であった。決して高い山では無いが、見ても登っても面白い山であった。
右が鎧岳、左が兜岳。特徴的な形が印象的な二峰だ。
八剣山 (北海道)
2018年10月28日
南登山口8:10→分岐8:20→石尾根取付8:35→八剣山8:50→石尾根取付9:05→分岐9:15→南登山口9:25
紅葉の北海道の山を訪ねる計画を立てたが、肝心の土曜日は大雨。山行は取りやめて、恵庭のフツトパスを辿った。定山渓へ向かう途中の真駒内周辺は避難勧告が出る程で、冠水した道路には驚いた。二日目の日曜日は天候が回復するも、予報では昼前から雨。短時間で登れる山という事で、定山渓の手前にある八剣山に登ることにした。
南登山口からいきなりの急登が続くが、この山の核心部は岩壁の稜線部だ。岩壁の僅かな窪みに沿って付けられた登路を慎重に進む。岩が濡れている処など、特に注意が必要だ。辿り着いた山頂からは、登る予定にしていた神威岳など、紅葉の定山渓周辺の山々を一望する事が出来た。
今年の唯一の北海道の山となった八剣山。コースタイムは短いものの、なかなか充実した山旅になった。
上の写真は、尾根の東壁に付けられた登山ルート。
下の写真は、八剣山の山頂。
将棋頭山 (中央アルプス)
2018年10月13日
千畳敷7:45→乗越浄土8:20→宝剣山荘8:25~30→駒飼の池8:50→濃ヶ池9:20~30→馬ノ背分岐9:45→西駒山荘10:15→将棋頭分岐10:20→将棋頭山10:30~35→将棋頭分岐10:40→馬ノ背分岐11:05~15→駒ヶ岳分岐12:05→駒ヶ岳頂上山荘12:20→中岳12:30~35→宝剣山荘12:45~50→浄土乗越12:55→千畳敷13:30
夏の高山植物の時期に千畳敷に泊まる筈が台風で流れ、漸く予約が取れたのが10月13日。紅葉には少し遅い時期ではあったが、晩秋の山景色を求めて、中央アルプスの千畳敷から将棋頭山を訪ねた。紅葉の終わりかけた晩秋の千畳敷カールから浄土乗越に上がると、将棋頭山を望むことが出来た。将棋頭山は中央アルプスの主稜線から東側へと伸びる稜線にある頂で、西側にある三の沢岳と対を成している。木曽駒ヶ岳を眺める展望台の様な位置にある山だ。途中の濃ヶ池からは宝剣岳を見ることも出来た。ただ将棋頭山に着いた頃にはガスがかかかり、木曽駒ヶ岳は雲の中だったのが残念であった。
上の写真は、濃ヶ池より木曽駒宝剣岳。
下の写真は、乗越浄土より将棋頭山。
大源太山 (越後)
2018年10月8日
林道終点登山口6:25→第一渡渉点6:45→第二渡渉点7:00→矢助尾根中間点7:20~25→矢助尾根稜線下降点7:35→大源太山9:00~20→矢助尾根稜線下降点10:10~15→第二渡渉点10:40~50→第一渡渉点11:05→林道終点登山口11:20
今年の秋の休日は天候に恵まれない。台風の襲来などが週末と重なる事も多かった。そんな中、10月の三連休の最終日、上信国境の大源太山を訪ねた。バランスを要する2回の渡渉の後に取付く尾根道は、急登の連続だった。稜線部へ出ると、正面に大源太を望みながらの尾根道になるが、岩斜面を慎重に登る箇所が多く、気が抜けない。さすがは越後のマッターホルンと言われるだけのことはある。青空が無かったのが残念だったが、緑の斜面と紅葉が映える上信国境の山景色を楽しめた大源太山であった。
上の写真は、北沢の第一渡渉点。丸太橋は無く、ロープと木の枝を頼りに渡渉する。
下の写真は、矢助尾根稜線より大源太山。
赤石山 (長野)
2018年8月19日
覗川登山口6:45→渋池7:10→四十八池7:40~50→稜線分岐8:05→大沼池分岐9:00~10→赤石山9:25~35→大沼池分岐9:50→大沼池10:20~40→四十八池11:25~30→渋池12:05→覗川登山口12:20
志賀高原の南北の要を横手山と岩菅山とするならば、西の要は笠ヶ岳、そして東の要は赤石山になる。赤石山以外は200名山と300名山に選ばれているが、赤石山は志賀高原から白砂山に至る中央分水嶺の一ピークといった感じの地味な山の為か、目立たない頂だ。そんな赤石山に向かう登山道の途中には、四十八池の高層湿原や、真青な水をたたえ大沼池があり、火山礫の急斜面を登り辿り着く山頂からの眺めは、眼下の大沼池がアクセントとなり実に素晴らしい。8月後半の好天を狙って、志賀高原の東の要、赤石山を訪ねた。
上の写真は、忠右衛門新道より赤石山。下の写真は、赤石山の山頂より大沼池を見下ろす。遠くの山は北アルプスの峰々。
鑓ヶ岳・杓子岳 (北アルプス)
2018年8月13~14日
13日 猿倉登山口5:30→白馬尻荘6:30~40→雪渓取付6:55~7:05→雪渓上部8:15~20→石室跡8:35~40→避難小屋9:25~30→看板9:55~10:00→頂上宿舎10:30~11:35→白馬山荘11:50
14日 白馬山荘5:10→頂上小屋5:20~35→丸山545→杓子東分岐620→杓子岳64050→杓子西分岐700→小鑓730→鑓ヶ岳740~55→小鑓→杓子西分岐8:25→杓子北鞍部8:45~9:00→丸山9:30→頂上小屋9:40~50→看板10:10→避難小屋10:25→石室跡10:50~55→雪渓上部11:10~15→雪渓取付11:45~12:00→白馬尻荘12:10→猿倉登山口12:55
白馬三山の鑓ヶ岳と杓子岳を、盆休みを利用して訪ねた。前日の天気が悪かったせいか、猿倉駐車場迄車で入ることが出来た。薄日が差すものの雨が降り出し、雨具のズボンを身に着け、傘を差しての歩き始となる。降ったり止んだりの天気だったが、雪渓上部に達するころには再び日が差し、雲海も見える位になった。残念ながら天候回復は一瞬で、再び雨が降り出し雷まで鳴りだした。途中急いだお陰で、雨が強まる前に頂上宿舎到着。1時間程雨宿りした後、宿泊を予約した白馬山荘へと上がる。
2日目の早朝、霧が晴れ白馬岳が見える様になった。展望に期待して出発。丸山を越える辺りまでは雲間から展望開けていたが、次第に霧が濃くなる。杓子岳への登りにかかかる頃には、濃い霧の中の歩く様になり、鑓ヶ岳に着いても残念ながら霧が晴れることは無かった。霧に隠された後立山の山並みを思い浮かべながら、その頂に立った鑓ヶ岳。昨日の雷を思えば、「山頂に立てただけで良かったな」と思える山旅であった。
上の写真は、白馬岳。中の写真は霧のかかる杓子岳と鑓ヶ岳。下の写真は鑓ヶ岳の山頂。
十石山 (長野)
2018年8月4日
白骨温泉登山口6:10→丸太ベンチ6:55~7:05→東尾根2100m付近7:55~8:05→森林限界手前2350m付近8:45~55→十石峠避難小屋9:30→十石山9:35~10:00→十石峠避難小屋10:05→森林限界手前2350m付近10:25~35→東尾根2100m付近11:10~20→丸太ベンチ11:55~12:10→白骨温泉登山口12:40
展望の良い山として、以前から登ってみたいと思っていた十石山を、漸く訪ねることが出来た。白骨温泉から林道を少し上った処にある登山口に、6時少し前に到着。既に1台車が泊まっていて、歩きだす少し前にはもう1台、登山者の車が到着した。他に登山者がいることは、深い山では心強い。登山道は下草に笹が生えるカラマツの樹林帯を登っていく。九十九折の坂を登ること約1時間で、丸太の置かれた広場に出た。此処からは暫く平坦な道となり、順調に距離を稼ぐ。道は再びダケカンバの坂道となり、森林限界を越えると、背後に鉢盛山方面の山並みが見え始めた。花畑の斜面を登り切ると十石峠避難小屋に到着。小屋裏の山頂台地に上がると、笠ヶ岳・穂高岳等の北アルプスの山々が眼前に現れる。三角点は、小屋から数分乗鞍方面に行ったハイマツの中にあった。北アの入口に位置し展望の優れた十石山。何時までも佇んでいたい、頂きであった。
上の写真は、東尾根の登山道。下の写真は十石山の山頂より穂高岳・槍ヶ岳・笠ヶ岳方面を望む。
大渚山 (長野)
2018年7月22日
湯峠登山口8:05→ベンチ8:35~45→東峰9:00~15→展望台9:20~25→東峰9:30→ベンチ9:40~45→湯峠登山口10:10
金山から下山後、小谷温泉の山田旅館に宿泊し、翌日は湯峠まで車で入り大渚山を訪ねた。湯峠からの登山道はダケカンバの樹林を登る尾根道で、所々で視界が開け大渚山の頂上部にあるガレが見える。夏の日差しが強い暑い一日で、30分程登ったところにある古いベンチで一休みした。宿で汲んできた冷たい水が美味しい。
ガレ場の脇を抜けて一登りすると、東峰と展望台の分岐に到着。先ずは三角点のある東峰に登る。東峰からは、雨飾山の雄姿を正面に見る事が出来た。東峰から平坦な道を300m程進んだ先には、山頂標識と展望台が建っていた。展望台に上り樹林越しに、頚城山塊から後立山北部の山並みを一望した大渚山であった。
上の写真は、大渚山山頂部東側のガレ場。下の写真は大渚山東峰より雨飾山。
金山 (長野)
2018年7月21日
登山口6:00→水場6:50~7:00→乗越し7:45~50→ガレ場上部8:15~30→天狗原山9:20~30→金山10:05~20→天狗原山10:50~11:00→ガレ場上部11:40~55→乗越し12:10~20→水場12:50~13:10→登山口13:40
信州北部の雨飾山と焼山の間に、金山という2000m峰がある。妙高・火打の頚城山塊の主峰群と雨飾山の間にあって、目立たない山ではあるが、花の山としては面白い山だ。小谷温泉の奥にある登山口から往復8時間の長丁場の登山道は、時には尾根を辿り、時には沢筋を辿る変化のある道だった。途中、1950m付近のガレ場を越える箇所は、足場が崩れやすく注意を要するが、概ね歩き易い登山道が続く。
天狗原山から金山にかけては高山植物の花畑が広がる雲上の楽園で、訪れた時も数多くの高山植物の花に出会えた。盛夏特有の夏雲で、焼山と火打岳の雄姿が拝めなかったのが残念だったが、充実した花の山旅をすることが出来た。
上の写真は、花畑と天狗原山のピーク。下の写真は金山の山頂。
北穂高岳 (北アルプス)
2018年7月13~15日
13日 上高地バスターミナル6:05→明神6:50~7:00→徳沢7:50~8:00→横尾8:55~9:15→本台橋10:10~25→Sガレ先11:15~20→涸沢小屋12:10
14日 涸沢小屋5:10→南陵取付下部6:10~20→南陵取付先6:40~45→クサリ上部7:20~25→分岐7:40→北穂高岳8:00~35→分岐8:45→クサリ上部8:55~9:00→南陵取付下部9:50~10:00→涸沢小屋10:50~11:35→Sガレ先12:20~25→本台橋13:05~15→横尾14:05
15日 横尾5:00→徳沢5:55~6:00→明神6:45~55→上高地バスターミナル7:40
これまで穂高岳は天気との相性が悪かった。2000年8月の奥穂高は、初日の涸沢迄は好天ながら肝心の奥穂高山頂は雨交じり。2010年9月の前穂高と2012年10月の西穂高は、登山口では晴れていたものの山頂はガスがかかり、山頂からの展望は得ることが出来なかった。今回の北穂高岳は初めて全日好天に恵まれ、これまで3回分の展望を一気に取り戻した様な充実した山旅となった。
上の写真は、朝焼けに染まる涸沢カール。下の写真は北穂高岳山頂より槍ヶ岳。
三岩岳 (福島)
2018年7月8日
駐車場5:40→旧道登山口5:45→ロボット降雨計6:00→丸太6:30~40→旧道分岐7:05~15→展望台7:50~55→三岩小屋8:30~40→三岩岳9:20~30→三岩小屋10:00→展望台10:30~40→旧道分岐11:10→丸太11:30~40→ロボット降雨計12:05→旧道登山口12:15→駐車場12:20
桧枝岐の温泉に泊まった翌日、三岩岳に登った。この日は丁度山開きで、駐車場には沢山の車が停まっていた。登山開始まで40分程あり、静かなうちにゆっくり登りたいと思い、式典を待たずに出発する。登山道は急登が多く結構歯ごたえがあるが、概ね歩き易い道だった。
三岩小屋の辺りからは湿原が現れ、ハクサンコザクラ、シラネアオイ等が目を楽しませてくれる。山頂直下では、ハクサンシャクナゲの花も見ることが出来た。三岩岳の名の由来となった三岩を回り込むと山頂へ到着。会津駒ケ岳へと続く稜線の眺めが素晴らしかった。
上の写真は、頂上手前の小湿原。下の写真は三岩岳の山頂。
三国岳 (新潟)
2018年7月1日
三国隧道北登山口8:40→三国権現御神水8:50~55→三国峠9:15~45→キスゲ平10:05~10→三国岳10:35~11:50→三国峠12:20~30→三国権現御神水12:45~50→三国隧道北登山口13:00
上越国境の三国岳に、三国隧道の新潟側から登った。隧道脇から始まる登山道は、かつて上杉謙信が峠越えした事もあると云う旧三国街道で、傾斜も緩い幅の広い道になっている。登山道脇には「三国権現御神水」も湧いていて、冷たい水で喉を潤す事が出来た。
登山口から30分程度で三国峠に到着。鳥居の奥に建つ三国権現の社に手を合わせる。峠付近からは、登山道脇にニッコウキスゲが咲く様になった。登山道は木の階段を上る部分が多くなり、日差しを遮る木々も疎らで、日差しが容赦なく照り付ける。時々吹き抜ける風があるのが救いだが、日傘が欲しくなる程だった。山頂直下で平標への道を左に分けると、最後は平坦な道で山頂へ。山頂からは西側の視界が開け、夏山景色の上信国境を一望する事が出来た。
上の写真は、キスゲ平から見た三国岳。下の写真は三国岳山頂にて。
一ノ倉岳・茂倉岳 (新潟)
2018年6月24日
天神平7:20→天狗溜場下8:00~05→肩ノ小屋8:45~55→オキノミミ9:05→一ノ倉岳10:00~05→茂倉岳10:20~30→一ノ倉岳10:50→オキノミミ下11:30~45→オキノミミ11:55→肩ノ小屋12:10~20→天狗溜場下12:50~13:00→天神平13:40
先週果たせなかった、谷川岳から稜線を辿って一ノ倉岳・茂倉岳を訪ねた。7時の谷川岳ロープウエー始発で天神平まで上がり、天神尾根を辿ってまずは谷川岳へ。残雪も肩の小屋したの斜面にわずかに残る程度で、快調に良く整備された登山道をオキノミミまで歩く。
オキノミミから一ノ倉岳までの稜線は、岩が次々現れ高山の登山道らしい道となった。高山植物もオキノミミを過ぎると一気に多くなり、歩くのが楽しいトレイルだ。一ノ倉岳から茂倉岳への稜線は、一転して穏やかな道になる。左右の山景色を楽しみながらの稜線漫歩を久しぶりに楽しめた。そして茂倉岳に到着。振り返ると谷川岳の双耳峰が実に美しかった。
上の写真は、一の倉岳(右)と茂倉岳(左)。下の写真は茂倉岳より一ノ倉岳と谷川岳。
菱ヶ岳 (新潟)
2018年6月17日
西登山口10:35→沢筋分岐10:50→菱ヶ岳山頂11:05~15→沢筋分岐11:30→西登山口11:40
栃尾又温泉に泊まった翌日、長野飯山と新潟上越の境にある菱ヶ岳を訪ねた。当初北麓のスキー場から登るつもだったが、強い日差しのゲレンデ歩きは避けたいと思い、西側登山口から登ることにした。爽やかな空気の中、春ゼミが賑やかなブナ林を歩き始める。
少し登ると谷筋に出た。残雪も残っていて、水芭蕉の群落が花を付けている。沢沿いの湿地帯を抜けた辺りで、2組の団体を追い抜く。15人と30人のパーティーで地元長岡の登山パーティーだった。菱ヶ岳はコースタイムも短く、手頃な山なのだろう。再び滑りやすい坂道を上ると、程なく山頂に到着。米山、刈羽黒姫から日本海まで、気持ちの良い展望が得られた菱ヶ岳であった。
写真は、途中で出会った水芭蕉の花と、山頂からの展望。米山・日本海を望む。
新保岳 (新潟)
2018年6月16日
新登山口9:15→見晴台9:40→新保岳山頂10:00~05→見晴台10:20→登山口10:40
上越国境の山に登る予定をしていた処、天候が良くない。新潟でも比較的天気が良さそうだった下越の新保岳を訪ねることにした。新保岳は葡萄山脈の最高峰でもあり、自然林が良く残っている山でもある。傘をさすほどでは無いものの、時折霧雨が降っていたため、雨具を身に着けて歩き始めた。
道は緩やかな尾根道で、木の根に滑らない様に注意して登る。見晴台を越えると、道はいったん平坦になり、立派なブナ林の中を歩く様にななった。霧に包まれた幽玄の森の中を歩いていると、コダマ達が現れてきそうだ。木の高さが低くなり、再び急になった坂を上り切ると山頂に到着。北側の木が払われていて、天気が良ければ鳥海山まで見えるそうだが、今日は生憎の雲一色。残念ながら展望を得ることは叶わなかったが、ブナ林の奥深さを感じた新保岳であった。
写真は、霧がかかり幽玄の趣のあるブナ林と、新保岳の山頂。
七々頭ヶ岳 (滋賀)
2018年4月29日
南登山口10:15→稜線出合10:35~40→七々頭ヶ岳山頂11:30~55→稜線出合12:30~40→南登山口12:55
新緑の眩しい4月末に、滋賀県北部の七々頭ヶ岳を訪ねた。急登で始まる登山道だが、道はよく踏まれていて歩きやすい。大きく窪んだ路が、信仰登山で昔からよく登られた道である事を物語っている。新緑の木々の間を抜ける風が心地よい。夕方の宿まで時間がたっぷりあることから、短い行程ながら休憩をたっぷりとり、山の空気を楽しむこと約1時間少々で山頂に到着する。山頂からの展望は無かったが、緑と山の風を楽しんだ七々頭岳であった。
写真は、木々の中の七々頭岳の山頂。
鎌ヶ岳 (鈴鹿)
2018年4月28日
一の谷駐車場6:40→長石谷下部6:50~7:05→三岳寺7:25→湯の峰8:10~20→岳峠9:45~55→山頂10:05~25→武平峠11:00→一の谷駐車場11:45
ヤシオの季節に鈴鹿の鎌ヶ岳を訪ねた。一の谷駐車場は6時過ぎには満車状態、多くの登山者が御在所岳を目指す中、鎌ヶ岳を目指して歩き始めた。当初は長石谷ルートを取ろうとしたが道が荒れていた事から、馬の背ルートに変更して山頂を目指す。馬の背ルートは白砂を敷き詰めたような尾根道に新緑の木々が映え、何とも気分の良い道だった。途中、白ハゲと呼ばれる岩峰帯を慎重に越え、岳峠から最後の急登を登り切ると、展望の良い鎌ヶ岳山頂に辿り着いた。目の前には御在所岳、雨乞岳など、鈴鹿の主要な峰々が一望できる気持ちの良い鎌ヶ岳の山頂であった。
写真は、岳峠から見上げた鎌ヶ岳山頂部。
可也山 (福岡)
2018年3月18日
師吉公民館9:15→第一展望台9:45~55→可也山山頂10:10~15→第一展望台10:30→師吉公民館10:55
福岡の加布里湾沿いにある可也山へ、師吉側から登った。公民館脇の駐車場から集落を数分歩いた先から登山道が始まった。道はやがて、杉林の中の単調な階段を登っていく。電波塔のある第一展望から先は傾斜も緩くなり、可也神社の先で展望が開けた。直ぐ先に三角点の山頂があったが、此処から300m程先にある可也山展望台まで行くと、視界360度の大展望が広がった。少し雲が多めなのが残念だったが、眼下に広がる海原と島々の眺めは開放的で、素晴らしいものだった。
写真は、可也山から加布里湾を望む。
多峯主山 (奥武蔵)
2018年3月4日
武蔵横手駅10:15→277ピーク11:15~20→道路横断11:15~20→多峯山頂13:15~14:45→天覧山15:20~45→能仁寺16:00→飯能駅16:20
かたくり会の定期山行で、奥武蔵の多峯主山を訪ねた。武蔵横手駅から久須見峠を目指したが、林道から登山道への入口を一旦通り過ぎてしまう。林道を戻り登山道に復帰出来たが最初のピーク久須見山まで1時間少々かかってしまった。此処から永田山を越えて行ったが、結構アップダウンが多く、多峯主山に付いた時には1時を少し回っていた。此処でカタクリ会恒例の焼肉パーティーを開催。サラダ・おでん・燻製に煮物まで加わり、楽しい1時間30分の昼食タイム。下山は天覧山を経由して飯能駅へ。暖かな一日で低山ハイクを満喫した1日となつた。参加した皆さん、御疲れ様でした。
写真は、多峯山山頂でのカタクリ会恒例の焼肉パーティー。
武山・三浦富士 (三浦)
2018年2月24日
津久井浜駅7:50→登山口8:25→武山8:45~50→砲台山9:00→三浦富士9:30~10:20→下山口10:30→YRP野比駅10:50
好天に誘われ、三浦半島南部の武山から三浦富士への稜線を歩いた。京浜急行津久井駅から登山口までは約30分、標識が少なく地図を頼りに歩く。登山道は階段で始まるが、少し登と平坦な道になり程無く武山に到着。この日は丁度トレランの大会が開かれていて、武山から砲台山へ歩く途中、沢山のランナーとすれ違った。一般登山者が未だ少ない朝の時間に開催している様だ。武山から三浦富士までは約40分、気分の良い道が続く。砲台山の先で標識を見落とし、下山路に入るが方向が変な事に気附き約10分のロスで正しいルートに復帰、事なきを得た。到着した三浦富士には浅間神社の奥社が祀られており、低山ながら富士の名を頂く山である事が印象的であった。
写真は、武山から三浦富士に連なる山並。
源氏山(三浦) カタクリ山行
2018年2月3日
北鎌倉駅10:15→浄智寺10:25→葛原岡神社10:55~11:05→源氏山山頂11:25~12:55→桔梗山13:15~20→大仏切通し14:05→鎌倉大仏14:20
2018年カタクリ山行の登り初めは、鎌倉の源氏山。参加者は23名の大人数、曇りの天気予報が好いほうに外れ、青空の下、陽の光を受けながら歩き始めた。浄智寺から山道に入り、葛原岡神社をお参リしてから源氏山へ。頼朝像の前で記念撮影してから山頂へと登る。昨日の霙のせいか登山者は少なく、静かな山頂で簡単な新年会を開催した。帰路は標高113mの桔梗山に立寄ってから、鎌倉大仏へと下った。参加した皆さん、御疲れ様でした。
写真は、源氏山の頼朝像前での集合写真。
源氏山 (神奈川)
2018年1月4日
北鎌倉駅8:20→浄智寺8:30→源氏山9:10~20→大仏切通10:00→バス停10:05
2018年の歩き初めは、カタクリ山行の下見を兼ねて鎌倉の源氏山へ登る事にする。北鎌倉駅から静かな佇まいの浄智寺を抜け、緑深い登山道へ入る。鎌倉の街は低山に取囲まれていて、尾根筋には登山道が設けられ、軽いウオーキングにはもってこいの場所だ。山頂の源氏山は山頂標識がなく、代わりに石の灯篭が安置されているのもの鎌倉の山らしい。山頂からは尾根筋を南へ下り、桔梗山の山頂を踏んでから、大仏切通しを下りバス停を2018年の歩き初めの終点とした。
写真は石の塔頭が並ぶ源氏山の山頂。